こんにちは、たまこです。

3回に渡ってお話してきた「無能の武器化」について。

『夫婦間における「無能の武器化」についての考察①』こんばんは、たまこです。ネット記事を流し読みしていたら、「無能の武器化」というとんでもなく物騒なワードを見つけました。たまこは今回初めて目したのですが、改めて…

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『夫婦間における「無能の武器化」についての考察③』こんにちは、たまこです。今回はこちらの記事の、続きです。『夫婦間における「無能の武器化」についての考察②』こんにちは、たまこです。前回の記事の、続きです。『夫…

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結婚20年目にして我が家はなんとか武器化を解除できた訳ですが、ここまで本当に長かったなー(笑)。

まあ、我が家の場合はたまこのせいでずいぶん遠回りしたんだろうという自覚はありますが、その理由も含めて今回は「無能の武器化の解除方法」について、なるべく具体的に書いてまとめにしたいと思います。

それでまずお話しておきたいのは、ここでの「無能の武器化」とは家庭内における家事についての話にしたいという事です。

つまり、職場の仕事での話とは分けて考えたいんですね。

おさらいになりますが一般的に無能の武器化とは、

「意図的に『できないフリ』をして、他の人に代わりにやってもらうように仕向けること」

であり、家事や育児、仕事でそのように振る舞う事だとされているようですが、家庭内の家事育児には賃金が発生せず、仕事には賃金が発生している事から、そこはちゃんと区別して考えるべきじゃないかなーと思うんです。

そして職場では無能の武器化をしていないとなると、それって「賃金が発生するかしないかで自分の能力を無意識に使い分けている」って事だよね？というのが今回の最大の問題点だとたまこは思ってて。

(なので、もしも仕事でも家庭でも無能の武器化をしている人がいたとしたら、その人は言い方は悪いかもしれませんが武器化も何も、単なる無能なのでは、、？とたまこは思ってしまうのです)

話を戻しますと、家事における夫の無能の武器化がつらい理由は、たまこからすれば夫が「わざとできないフリなんてしてない」と言いながら何年も家事を覚えようともせず、できないと言い続ける事が、夫は無意識で「お金にならない労働、すなわち家事は妻に押し付けて良い」と思っているんじゃないかと感じるから、、それがつらかったんですね。

それでたまこは家事における無能の武器化が発動する場合、発動条件は夫側と妻側のどちらにもあると思うのですが、それはどっちも悪い！とかザックリ適当に言ってたら収まるような簡単なものではなくて、まずは夫側の問題点と妻側の問題点が全く違うという事を気付く必要があると考えました。

まず、夫側の問題点は「家庭での家事労働の価値を賃金のある無しで判断している」というところにあると思っています。

外での「労働」に関しては労働した時間や職種などで賃金が変わりますから、労働の対価は「お金(賃金)」という解釈は正しいしわかりやすいですけど、それを家庭内の労働、つまり家事に対しても何も考えずに当てはめようとするから、

「お金にならない家事は、価値がない→やりたくない→できないフリして妻にやってもらおう」

という図式になるんじゃないか？というのがたまこの仮説です。

昭和の男性は特に仕事と自意識の結びつきが強いので、この「お金にならない仕事には価値がない(から女性にやらせよう)」という考え方が骨の髄まで染み込んでる人が多いような気がします。

(もちろん、女性にもいますけど)

でも、たまこは家庭内の家事労働だけは「労働」と名前がついていますけど、その対価をお金で考えてはいけない特殊な営みだと考えた方が良いんじゃないかと思ってて。

そんな事を言うと「家事代行サービスやヘルパーはどうなるんだ？」と言われるかもしれませんが、たまこが言ってるのはあくまでも「家庭内」の家族間での家事についての話であって、家族以外の人に普通にお仕事として雇用契約をしてやってもらう「家事サービス」への対価はもちろんお金(賃金)で良いんですよ。

ただ、家庭内での家事労働を無理矢理時給換算してみたり、専業主婦の年収は本当は〇〇万円！みたいな言い方を鵜呑みにするのは、たまこはかえって家庭内での家事労働の価値を見誤るもとになるんじゃないかなーと思ってます。

(経済指標として数値化が必要なのは理解できますが、、)

(あと、家族構成や家事スキルを一切考慮せず、一律で年収換算してるのも説得力が無い要因かと思われます)

つまり、家庭内での家事労働も外部の家事代行サービスの賃金になぞらえてお金に換算しようと思えばできなくもないけど、それは実際入ってくるお金でもないし、、そもそも本来やってはいけない事じゃないのかな？って。

やってはいけないって言うのもちょっとわかりにくいですよね、うーん何て言えば良いんでしょう、、

「家族の分の家事をする時でも、そこには大抵自分の分も含まれているからやるのは当たり前だという事もできるし、家族に何かしてあげたり、逆に何かしてもらう時に感じる気持ちはお金には変えられないものだから」

って感じでしょうかね。

だから無理にお金に換算されると、高くても安くてもモヤモヤするのかな(笑)。

あと、外で働いてる夫側にお金にならない家事をしろと言うなら、妻も外で同じくらい働くべきみたいな理屈も何度も聞きますけど、これも危険な「論点ずらし」だと思っています。

だって、たまこは夫に対して全部完璧に平等に家事をしてほしいなんて言ってないですし、、。

何度も言ってますが「なんでこんな簡単な事もできないの？」というような家事でも「できない、わからない」と言い続けるから結局全部たまこがやるハメになる、というモヤモヤした状態を言ってた訳ですから、どうしてそれが「妻も同じくらい稼いでから言え」って事になるの？という話だし、実際たまこがヘルパーで働いていた時も家事はほぼたまこ1人でやってたんですよ。

以上の事から、家庭内の家事労働の対価をお金で考える事と、やりたくない家事を無能の武器化で家族に押し付ける事は根っこの部分で繋がっていて、それは無意識でも家族(妻)を傷付ける行為だと理解できていない事が夫側の問題点だという結論になりました。

言い換えれば、これって本質的にモラハラと同じことしてるよ？って話なんですね。

しかも、無意識でやってるから余計タチが悪いとも言えます(笑)。

前回の記事で「受動的攻撃」についてお話しましたが、調べているうちに受動的攻撃は「サイレントモラハラ」とも呼ばれる、と書かれているサイトを見て、という事は無能の武器化もサイレントモラハラの一種と言って良いんじゃない？と思ったらめちゃくちゃ腑に落ちたんですよねー。

という訳で、次は妻側の問題点になりますが、またしても記事が長くなってしまったので、続きは次回にさせてください(笑)。

おまけ。

畑で採れたちっちゃいカボチャを、、

種をくり抜いて、、レンジでチンして、、

ハンバーグの肉だねを詰めてチーズをかけて、オーブンで焼きました。

ちょっと早いですが、ハロウィン用のメニューっぽいし、美味しくできたので良かったです。

ではまた！

無能の武器化の解除方法、我が家の場合。①