たとえばさ
普通のボーイと
普通のガールとが
見つめあう
その秘密は
特別なまぼろし

灰になったはずの記憶が
古い歌のなかに

それは僕をやがて君を
見つけだすまぼろし

ただまっすぐ歩くことでさえ
できない日だってあるのさ


まるで無意味な可能性
小瓶につめた
手紙のような
孤独
僕はそれを見つけて
歌にして
君に届ける


見てる


すこしずつ溶ける気持ちに
おだやかな光が差す
枯れた花
止まった風
静かにこぼれる闇

ゆったりと踊りましょ
はじまりじゃなくっても

それは君を
やがて僕を
救い出すまぼろし

ただゆっくり眠ることでさえ
できない日が
続いても


たったひとつの可能性
素朴な宇宙に
キラッと
光った


君はそれを見上げながら

ここが世界の
果てではない
ことを

思い出す
はずさ

思い出せる
はずさ