ああ、ややこしい。
こんな真夜中に。
いざ
書き出してみると
怒りは
いまだ生々しかったりして驚いてしまう。
でもすこしばかり
ムキになりすぎている気配もあるね。
どうだろう?
うむ。
彼女は、
きっと長い間、
僕のなかで
いわゆる『仮想敵』だったのだろうね。
まあ、
今だって
あの場面の
あの態度は
あたまにくるんだけどもね。
でもね、
僕は
きっと
やはり
あまりにも長い間、
僕の側の視点だけで、
彼女を見て来たのだ。
僕もまた
『僕の正しさ』
の
在処を忘れないために、彼女を
記憶のなかに
(悪気がないにも関わらず最悪の)
悪役として
閉じ込めてきたのではなかろうか?
あたらしい問いを
見つけてみたい。
『あのとき彼女はしあわせだっただろうか?』
うーん。
きわめて難しいな、
わかんないよ
そんなの。
「でもさ?
きっと育ちはいいんじゃないの?
家庭が安定してたから、あんなに無防備に優等生でいられたんじゃないの?」
「いやいや、それだって推測に過ぎないよね?男子高校生とは全く別の息苦しさがあったと思うべきじゃないの?」
「ああ、そうか。なるほど。僕なんかより、親なんかに期待される将来像とかもあったのかもしんないねぇ?」
「優等生とか可愛い女子であるべきみたいなことに閉じ込められてたのかもね?当時はまったく、そんなことは考慮しなかったけどもね?」
「そうそう、僕らは
『ユーモアに欠ける/想像力に欠ける』ってことを、重大な罪だと、見なしすぎる傾向があるんじゃない?」
「いや、
まあ、それはそうかもしれない。
そうね?
でもやっぱり
ユーモアと想像力は
ものすごく大事だもの。
譲れないとこだよな。」
「うーん、
じゃあさ?
彼女が
とある狭い価値に閉じ込められてたとしてさ?ということはさ?彼女は不自由なわけだよね?」
「そう、
それでいて、自分が不自由でいることを知らない。
自由だったことがないから。」
「ほんとかよ?
不自由をかんじないんだったらば、自由って、ことなんじゃないの?」
「うーん、ちょっと待って、
『自由とは何か』って話を追いかけると、いささか話が長くなりすぎるからさ、なんとかさ、
彼女をさあ?連れて行ってみせらんないかな?」
「連れてくって
どこにさ?」
「んーと、
だから、彼女が味わえるかもしれない自由を、感じれるような
場面に、
連れてくんだよ。」
「できるかそんなの?」
「できるでしょ?
この世界は
言葉で
できてるんだからな」
(問題発言だ!)