関取最年長37歳の元関脇・嘉風が引退へ…右膝痛で2場所連続休場し十両陥落 9/6(金) | 感謝(ALOHA)

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関取最年長37歳の元関脇・嘉風が引退へ…右膝痛で2場所連続休場し十両陥落

スポーツ報知 / 9/6(金)

 

 

 大相撲の関取最年長37歳で元関脇の西十両7枚目・嘉風(尾車)が秋場所(8日初日・両国国技館)を休場することが5日、明らかになった。今年6月に行われた大分・佐伯市での合宿期間中に右膝を痛めて7月の名古屋場所を全休。秋場所は2007年の夏場所以来、12年ぶりの十両陥落となった。その後は懸命のリハビリで復帰を目指したが、無念の2場所連続休場。九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)では幕下に陥落することが濃厚なことから引退する可能性が高まった。

 

相撲に恋をして、土俵を愛した嘉風の蝋燭(ろうそく)の火が消えようとしている。

 嘉風は今年6月、故郷でもある大分・佐伯市で行われた合宿期間中に右膝を痛めて緊急手術を受けた。東前頭11枚目で迎えた直後の名古屋場所は全休となり、秋場所は07年の夏場所以来、12年ぶりの十両転落となった。

 師匠の尾車親方(元大関・琴風)からも「(引退した)安美錦や豊ノ島ら同年代の力士もけがで十両に落ちて復帰した。その姿を見ているからぜひ頑張ってほしい」とエールを送られ、必死のリハビリを繰り返してきたが、復帰の道はあまりにも険しかった。現在は病院でリハビリと治療を続け、2場所連続の休場を余儀なくされることになった。

 西十両7枚目の秋場所も全休となれば令和元年の最後となる九州場所は幕下に陥落することが濃厚だ。177センチ、148キロの小さな体で相撲に対する真摯(しんし)な姿勢を貫き、関脇まで上り詰めた角界きっての人気力士が静かに土俵を去る可能性は極めて高い。

 4度の技能賞を獲得しているが、嘉風は決して技能相撲ではない。持ち味は立ち合いからの真っ向勝負だ。どんな相手でも懐に飛び込んで、左差しからの右のおっつけで前に出る気っぷのいい相撲が魅力。だから好角家だけではなく、女性や子供たちからも熱烈な支持を受ける。「ファンの喜ぶ相撲を取る」が信条の関取最年長37歳は、近日中に最終的な決断を下すとみられる。

 ◆嘉風雅継(よしかぜまさつぐ)

 ▽生まれとサイズ 1982年3月19日、大分県。37歳。本名は大西雅継。177センチ、148キロ

 ▽出身校 日体大2年時にはアマ横綱を獲得。

 ▽初土俵 尾車部屋から2004年初場所

 ▽新入幕 06年初場所

 ▽最高位 関脇

 ▽通算成績 649勝642敗25休。通算1288回出場(現役5位、不戦勝含まず)

 ▽幕内在位 79場所(現役3位)

 ▽三賞 殊勲2、敢闘4、技能4(計10回は現役3位タイ)

 ▽金星 8個(現役1位タイ)。18年初場所で横綱・白鵬(4日目)=写真上=、稀勢の里(5日目)=同下=を下し、通算2度目の2日連続金星は戦後初の快挙

 ▽得意技 突き、押し

 ▽スポーツ歴 相撲、水泳

 ▽家族 妻と1男1女