吸入器とSOYOマットを給付してもらいました | きぃ。のこと

きぃ。のこと

2019年生まれ18トリソミーの女の子と過ごす日々。@Tokyo
大動脈縮窄複合(=大動脈縮窄+心室中隔欠損)
前眼部形成異常(小角膜・強膜化角膜)
0か月:肺動脈バンディング、大動脈縮窄根治
1歳7か月:肺動脈バンディング解除、心室中隔欠損根治

以前に「小児慢性特定疾病児童の日常生活用具給付事業」を使って吸引器とパルスオキシメータ(ポータブル)を給付していただきましたが、またこの制度を利用してみました。

今回は、以前より検討していた「吸入器(ネブライザー)」と「SOYOマット」を給付申請しました。


きぃちゃん。は、往診医さんのおススメで「パルミコート」という喘息薬を1日3回程度吸入しています。

お世話になっている往診医さんによれば、18トリソミー児は鼻詰まりを発端として上気道が狭窄し呼吸状態が悪くなることがあるので、対策としてバイパップと共にパルミコート吸入を勧められています。(詳しくはこちらの記事

パルミコート吸入のために、往診医さんで吸入器を貸し出してくれたのですが、今回給付で自前のものを購入しました。

往診医さんでお借りしていたのはパシフィックメディコ社の「ヴィガーミスト」でしたが、パワフルで噴霧量もモクモク、パルミコート1アンプルを噴霧するのに4~5分くらいでできてしまうので気に入っていました。
同じものを購入しようとも思ったのですが、もう少し軽いものが良いなぁと思ったり、パワーが落ちて吸入にかける時間が長くなるのは避けたいなぁと思ったり。
機種選定は、今使っている「ヴィガーミスト」を基準に比較することにしました。

まわりのお友達はオムロンのメッシュ式吸入器を使っている方がけっこういたのですが、調べてみたらオムロン社の見解ではパルミコートは「コンプレッサー式(ジェット式)がおすすめ」「噴霧に時間がかかります」「使用後速やかな手入れを」ということでした。一日3回のことなので、ちょっとおっくうになってしまいました。

それで、ヴィガーミストと同じジェット式から機種選定をすることにしました。
比較した機種名と、参考にしたスペックは下記のとおり・・・


・ヴィガーミスト   重量2.1kg 噴霧能力0.37㎖/分
・オムロンNE-C28 重量1.9kg 噴霧能力0.4㎖/分
・パリベーシック  重量520g(バッテリー込) 噴霧能力0.38㎖/分 バッテリー駆動可
・パリボーイSX  重量1.7kg 噴霧能力0.44㎖/分
・フィリップス イノスパイアミニ 重量619g(バッテリー込) 噴霧能力0.2㎖/分 バッテリー駆動可

軽量・パワー・バッテリー駆動をメリットに感じたので、「パリベーシック」に機種選定しました。
バッテリーパックを入れても、給付事業の基準額内に収まりました。

(スペックと関係ないところで、パリジュニアボーイSXという機種が全面黄色ボディで見た目にカワイイということで候補に浮上したのですが、
噴霧能力0.24㎖/分で不足気味の印象で、候補から外しました。カワイイという意味では、「パリベーシック」には「パリフレンズ」という象さんの部品がついていて和めます)


さて、地域によって小児慢性疾病児童への給付事業のルールは少しづつ違っていて、基準額内なら1割自己負担という単純明快なルールのところもあるよですが、きぃ家。の地域では「昨年納めてた所得税額に応じて『自己負担月額』が決まっている」というもの。
自己負担の月額、ということなので、同じ月に2つの物品を購入しても自己負担額は増えません。

そんな事情で良い機会だと思ったので、「SOYOマット」も申請することにしました。
「特殊マット」という扱いで、寝たきりの肢体不自由児なので褥瘡防止に、という事情で申請しました。
SOYOマットは製造販売元のATEX社さんから直接購入したのですが、こちらの行政区とATEX社さんが事業委託契約を結ぶ必要があったりと手続きが必要だったのですが、ATEX社さんの担当者様がきちんと対応してくださいました。

有難い福祉の力に頼りながら、今日もきぃちゃん。を船長とした小舟「きぃ家。号」は大海原をエッチラオッチラ漕いで(手漕ぎボートか)いるのでした・・・。感謝感謝です。

(きぃ父。拝)