(きぃ父。拝)
(応援コメントをたくさんいただき、ありがとうございます。返信ができておらず申し訳ありません。)
きぃちゃん。は、朝8:30前に小児病棟を出発し、きぃママ。に抱っこされ、看護師さんの先導で別フロアの中央手術室へ向かいました。
コロナ対策のため、(いつもは両親とも病棟に入れるのですが)俺は小児病棟の中へ入ることが叶いません。
小児病棟入口でガラス越しにきぃちゃん。を待ち、ガンバレ!と一声かけました。写真を撮っておこうとスマホを向けてパチリ。あとで写真を見たら、きぃちゃん。は不敵にニヤリと笑っていました・・・。
中央手術室ででは、氏名と手術部位の確認、同意書の再確認をされ、看護師さんにきぃちゃん。を引き渡したそうです。
手術室には、ざっと12名ほどの医療関係者が詰めていて、中央に手術台、近くにクルクル何かが回っている機械、手術の手元を移すモニターがあったそうです。
1年半前のバンディング手術のときにはNICUで見送りでしたので、手術室の様子はわかりませんでしたが、こんな風になっているのですね。そして手術室のすぐ隣がICUになっています。
事前にお知らせいただいた情報では、9時から前処置(首の血管に点滴を入れたり、徐々に麻酔をかけたりする処置)が1時間くらいあり、その後本格的に手術が開始されるとのことでした。人工心肺を使用するのは2時間から2時間半を予定しているとのこと。
そして心臓を止めて人工心肺をつなぎ、右心房側から心臓を開けて、三尖弁をめくり心室中隔の欠損孔にゴアテックスのパッチを1時間くらいかけて慎重に縫い付けるのだそうです。
ゴアテックスはキャンプのレインスーツなどで使う素材と思っていましたが、医療用として開発されて、体内に残しても拒絶反応が起きにくいということです。
さてこの心臓の手術の本編に5時間ほどかかるでしょう、ということでしたので、おおむね15時すぎて16時までには「終わりました」と声掛けいただけると思い、小児病棟のラウンジで待機します。
今日は手術日なので、同じように手術が終わるを待っているパパさんママさんが何組かいました。
ひとり、またひとりと呼ばれていきますが、きぃちゃん。の手術は他の子よりも長丁場なのか、なかなか呼ばれず、もやもやしながら待ちます。
そして14:45ごろ、思ったより早く「終わりました」と声をかけていただき、ICUに向かいました。
ICUの小部屋で執刀医から下記のような説明をうけました。
・予定通りの手術を終え、いまは安定している。
・もともと肺高血圧が高いが、健康な人は「肺にいく血圧」は「全身を回る血圧」の2割ほどですが、これが手術直後5割なら良好だが、きぃちゃん。は、6~7割ほどと高め。しかし、もとの血圧を考えたら上出来でしょう。
・心臓を再始動させる際に普通は5分ほどで安定するのが、20~30分くらい安定しなかった。
きぃちゃん。本人の様子は、人口心肺の影響か、顔が浮腫んでいました。
顔色は良くも悪くもなく。点滴は7種類くらい?思ったより少ない印象。
肺血管拡張のため一酸化窒素を使用。
輸血、血漿輸血も。
心拍は120ほどで安定していたので、ペースメーカーで管理しているのかと思いましたが、先生に訊いたら本人の脈動だけで安定しているそうでした。
入院前に祈願に行った神社の御守りを置かせていただき、きぃちゃん。を預けて帰宅しました。
回復し帰宅するまで気を抜きません。
きぃちゃん。の生きようとする力を信じています。