資産運用(資産形成に非ず)の世界では、ラップ口座というものが存在します。
富裕層や退職者層の方々から、多額の資金を預かり、一括して運用するというものです。
元々は大手証券会社が始めたものですが、現在では低金利で利息収入等による収益が期待できない銀行業界にも、広がりつつあります。
以下、ポイントを述べます。
一 保有手数料が高い、年1~2%。(概数、以下同じ)
二 運用成績は各社バラバラだが、中には大幅な損失を受けた顧客もいる。
三 地方銀行も始めようとしている。
解説
一 保有時の手数料について、例えば某都市銀行では、
①運用管理費用 年1%と記した文章の後段で、
②またもや運用管理費用という文言が出てきて、これが年2%、
③ご丁寧にそのまた後段で、別途成功報酬がかかります、と記載!
ここまでくると、銀行業界も出来損ないの詐欺師と、さほど変わりませんな。
二 直木賞作家のO氏は、5000万円預けたラップ口座が、あっというまに2割・3割下落した経験を雑誌で公開しております。
三 地方銀行が独自でやるのではなく、某都市銀行が、提携先の地銀に提供するのだそうです。
某都市銀行の社長、「わが社は年金運用を手掛けており、長期分散投資のノウハウがある」だそうです。
金融危機で、公的資金、すなわち税金の注入を受けて立ち直った銀行のお偉方に、資産運用のノウハウがあると言われても、笑うしかございません。
結論:自分のお金を、どの金融機関のどの口座に預けようと全くご自由ですが、
この文章をお読みの方々におかれましては、くれぐれも
「腹をすかせたライオンの檻に、素手素足で入る」ようなことをなさらないことを、お勧め
いたします。