投資用不動産販売会社スマートデイズ及びその手先である不動産会社、さらにはスルガ銀行を巻き込んだ大掛かりな不適切事案は、2018年以降明らかになり、最終的には投資物件と借入金を相殺することにより、一定の解決をみつつあります。
しかしながら、最近の報道を見ますと、似たような案件は他にもあるようです。
一 投資用なのに、居住用と偽って低金利のローンを組んでいる。
二 金利が高いフラット35のみならず、民間金融機関のローンも使われている。
三 投資家には、20~30代の若い人も多い。
まず、一については完全な違法行為である。
二については、金融機関もある意味、被害者である。
上記二つも大いに問題でありますが、私が最大の問題だと思うのは三であります。
①大金持ちの若者が自己資金で買うのならともかく、
②年収数百万円の若者が、おそらくその5倍以上の借金をして、
③それも自分が住むためではなく、投資用に買うなどというのは、正気の沙汰ではありません。
少子高齢化が進む我が国において、将来に不安を持つ若者が、そのための備えを準備しようという気持ちは十分に理解できます。
しかしながら、大切なのはその手段であり、
ア 将来に不安を持ちながら、その将来に重い影をもたらすローン、すなわち借金をするということが、まず大間違いである。
イ 家賃収入でペイすると言われているらしいが、一時的にそうなっても、将来的な保証はない。
ウ 仮にその通りであっても、ローンを払い終わる頃には、不動産価値はゼロであり、役立たずの物件が残るのみである。
繰り返しますが、我が国の将来が極めて不確かなことは事実であり、若い方々がそのための備えをすることは当然です、だからこそ私は再三にわたり正しい資産形成を呼びかけております。
正しい資産形成とは、今あるお金を地道に投資し、長い間かけて資産を築くということであり、その真逆にある借金による資産形成(と、呼ぶ価値もないが)など、問題外であります。
「借金は、親の仇なり」この言葉を心に刻み、 どの会社にも属さず、どの会社の影響も受けない独立ファイナンシャルプランナーの言葉に、今こそ耳を傾けていただくことを、深く希望するものであります。