前回、金融機関への提言として、企業の社会的責任を自覚し、顧客本位の商品を販売すべきと述べました。が、たぶん無理でしょう。現在の日本の金融機関の経営者の99%は、およそそのようなことができる知性と品性を、持ち合わせていないからです。
もしもそのような知性と品性があるならば、たとえば「外貨建て保険」や「変額年金」などを高齢者に売りつけるなどという、まともな社会的常識があったらとてもできないようなことを許すはずがありません。そもそも許す以前に、自ら推奨しているのではないかと疑いたくなるほどです。
話はちょっと変わりますが、「アリババ」という会社をご存知ですか?アマゾンに次ぐ世界第二位(たぶん)のeコマース企業であり、かつ最近ではそれに加えて金融業にも進出しています。創業者のジャック・マー氏は当初自ら金融業に進出する気はありませんでした。が、彼の目指すようなシステムを中国の金融業界が開発しなかった時に彼はこう言ったそうです。
「銀行が変わらないなら、自分が銀行を作る」
その結果どうなったかというと、彼が考え出したスマホのアプリによる決済システム(アリペイ)は今や13億人の中国人に利用され、それを利用した信用システムは就職や結婚にまで反映されているのです。
私はこう提唱いたします。
「金融機関(の経営姿勢)が変わらないなら、みんなが金融機関(の経営姿勢)を変えよう」と。短期的な利益のために「オールド投信」を売る金融機関の言葉を一切無視し、自らと国家の未来のために多くの国民が「ニュー投信」を買うようになれば、「オールド投信」は自然に淘汰されます。
結論:自らと国家の未来のために、正しい投資をしよう。