今から20年以上遡る。

私のデジタル遍歴を語ります。


1990年代。女子高生ブームまっただ中、三つ下の妹がポケベルを公衆電話からものすごい早さで入力し、すぐにピッチに買い換えるという中。私は短大生で、授業でMacを初めて触り、デスクトップPCが一式30何万する時代。

卒業後の進路を考えたとき、Macで仕事ができたらいいなぁ~と神保町にある製版会社に入社した。面接で博をつけるため、貯金をはたいてMacのデスクトップPCと、10万するPhotoshopを入れた。


今ではDTPなんて当たり前だが、当時は従来製版からDTPに移り変わる過渡期で、漫画の吹き出しに入れる台詞は、写植で打ち出し、それをピンセットを使って原稿に貼るという作業をしていた時代だった。


私はポジフィルムやカラー原稿のスキャンオペレータをしていた。高精度なドラムスキャナーは何百万という時代だった。

ほんと、過渡期だったので、書体一つにしても「写研」にこだわる編集者さんがいたり、作家さんが原稿の色(特に肌色)をこだわり、カラー調整専用のオペレーターさんがいたし、印刷するにも4色プラス特色なんて当たり前だった。

もちろん、出力センターはかろうじてあったが、ネット印刷はまだ無い時代。


ここまで読んで、何のことやら?と思うかもしれないが、そのまま続けます。


書籍の原稿を作るのも今はインデザなんかだと思うけど、当時はクォークエクスプレスというソフトだけでも40万以上するようなソフトで、でもインデザよりも細か指定が出来てそのソフトが使えるだけでも重宝した時代。

PCもスペックが今ほどではないので、画像や写真はデータ量が大きいので解像度ギリギリに編集して作業。データは軽くしてなんぼの時代。


会社でも業務でMacを触っていたし、イラストレータ、フォトショップは分厚いマニュアルを見ながら地道に覚えたりしたものです。

日頃からデジタルに触れていて、職場でもOSがどうとか、そんな話も出て来たりした。

初めて買った携帯は74gという軽量で、携帯の流行も大きい重いもの→軽量、スケルトン→二つ折り→デザイナーズモデル→スマホ…という進化するのだが、自分の中でも当時往復3時間の通勤時に何かしたい、仕事が終わってから直ぐに帰るのではなく、クールダウンしてから家に帰りたい〜勉強したいへ。


ただ、当時のMacのノートPCは大きく、モバイルという点で言えばWindowsの方が一歩抜きん出ていた。極小ノートPCかモバイルギアか悩んだが、ノートPCを購入。自宅にあるMacとつなげるべく互換性のソフトを購入。データのやりとりをしていた。まだクラウドなんてない時代。

でも、それらは今ほど軽量でもなく、別にOfficeを使うわけでもなく、Wi-Fiもあまりないし、やる事は限られていた。

自分の頭の中や、当時ネットスクールのやりとり(メール)をスムーズにするため、ノートに手書きするのではなく、デジタル化したい。

そして、通勤時の荷物として耐え得る重さ。

ポメラに出会ったのである。



と、ここまで書いて。

この中にゲーム機が入っていないことに気が付く。

最初は、幼稚園時代のゲームウォッチ。小学校でファミコン…。

PS2以降、ゲームは携帯電話やスマホでするようになったのですが、それなりにやったなぁ。


その2に続く。(かな?)


ちなみに上は、二代目ポメラ。

JOもブログもこれを使ってます。