縄文中期の中信唐草文系土器や埋甕を調べている際に平出遺跡@塩尻を知る。 ここを訪れないと中信唐草文系はまとまらないと訪問を計画。 前回伊那谷行時にもらった縄文カードも5枚になってたのでカードホルダーの取得権あり。なので、それも併せて自身の中部高地の空白エリアであった千曲川上流域の博物・資料館も巡ってきた。
※ カードホルダーは川上村文化センターでゲット(他は全滅)。縄文博士証書カードは互いに失念で授与できず(*ノД`*)
2023/5/19(金)
- 5:00 発、国道17 → 国道254
- 9:10~09:30 佐久穂町生涯学習館 花の郷・茂来館(No.03;封地遺跡の土偶)、無料
- 10:00~11:08 北相木村考古博物館(栃原岩陰遺跡)、200円
- 11:45~12:30 川上村文化センター(大深山遺跡, No.01;仮面香炉形土器)、無料
- 13:40~15:00 北杜市考古資料館(金生遺跡)、210円
- 15:30~16:25 井戸尻考古館(井戸尻・曽利・蛇込遺跡, No.07;半人半蛙文有孔鍔付土器)、300円
- 19:30 道の駅 今井恵の里(車中泊)
佐久穂町生涯学習館 花の郷・茂来館
もう少し遺跡調査のまとめと展示に注力してほしいぞ。
縄文前期の花積下層式深鉢が出土している(後平遺跡)。
北相木村考古博物館(栃原岩陰遺跡)
ここは野辺山ウルトラマラソンで来たことがあった。こういう形で再訪するとは。
岩陰遺跡は、縄文時代草創期末から早期の遺跡。この時期は、極寒最終氷期のヤンガー・ドリアス期直後で現在の温暖な気候に向かう時。そんな時代の岩陰遺跡から縫針が出土。北相木の縄文人達は、この縫製技術で防寒着を作り、極寒のヤンガードリアス時代を生き延びた。
5体の屈葬人骨が発見された。痛ましい落盤事故による子供2人の人骨も。
川上村文化センター(大深山遺跡)
縄文時代中期中葉~後葉に中央高地で作られた釣手土器。後期には中央高地より消滅・・・。調べてみたくなった。
本格的な雨模様。晴れてりゃ八ケ岳がドーンと見えたはずだけど・・・( ・ω・)
北杜市考古資料館(金生遺跡)
迫力の曽利式深鉢。入館者は私のみ。じっくり拝観できた。
井戸尻考古館(井戸尻・曽利遺跡)
頭に蛇を戴く女王土偶。縄文版メドゥーサ。
縄文農耕論! 水稲耕作=農耕の意識はいい加減変えよう(!)
2023/5/20(土)
- 7:30~8:30 平出遺跡
- 8:30~8:50 平出博物館歴史公園
- 8:50~10:30 平出博物館(No.16;平出遺跡の土偶)
- 10:30~10:50 平出遺跡(塩尻ワインフェス開催中)
- 11:30~12:15 朝日村歴史民俗資料館(熊久保・山鳥場遺跡, No.17;土製耳飾り)
- 14:05~14:40 安曇野市穂高郷土資料館(他谷遺跡, No.15;広耳把手付土器)
- 15:30 大町市博物館・資料館文化財センター(休館!(≧ヘ≦))
- ~ 10:30 帰宅
平出遺跡
平出の泉
平出博物館(平出遺跡)
平出博物館抜きに中信唐草文土器は語れない。
平出の集落を流れる用水路。きれいな水が身近にあるって落ち着く。縄文人も同じ思いだったのだろうな。
棟飾りの『雀脅し』。雀踊りとも言うらしい。
平出遺跡で塩尻ワインフェス2023開催。天候に恵まれてよかったね(^-^)
朝日村歴史民俗資料館(熊久保・山鳥場遺跡)
中信唐草文土器を勉強
安曇野市穂高郷土資料館(他谷遺跡)
他谷遺跡の唐草文土器。中期には100軒以上の住居群が想定される大きな集落。
調子に乗って大町博物館に向かうも休館だった。 博物館だからやってるだろうと。よく見たら文化財センターって付いてる(あちゃ~)。
帰路、池田町から餓鬼岳・燕岳方面を眺める
北ア登山時に使っていた東御市から松本に抜ける道が国道254だと気づいた。あ、川越通ってるやつだ。今まで知らんかった。