こんにちは!あじです😊✨
梅雨明けが待ち遠しいですね!皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今回は自己啓発本ではなく、前から興味のあったバイオミメティクス関連の本の紹介です!
バイオミメティクスとは、生物の生態や機能を模倣し、工学、理学、医学分野などに応用する学問のこと。
今世の中にある製品で生物の機能を真似したものは沢山あります!

例えば、競泳の水着などはサメの皮膚の表面形状を模倣して作られたりしています。

ざっくり言うとこんな感じです😌👌
この本にはその他にも沢山の応用例が記されています。
不思議な生物の世界を探検できる、そんな本です😊✨🌱

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『生物に学ぶイノベーション  進化38億年の超技術』 赤池学 著


また、こちらの本、理系ではない方にも分かりやすいように例示されています。理系じゃないから手に取りにくい…という方にもおすすめです!

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✅個人的に面白かったポイント(3つ)
①発熱する植物、ザゼンソウ
②みどりの香りでコミュニケーション
③チョウから制ガン剤を作り出す

①発熱する植物、ザゼンソウ

より画像引用

ザゼンソウ…皆さんは聞いた事ありますか?ミズバショウみたいな見た目ですね!

寒冷地に咲き、外気温の変化に対して発熱し、雪を溶かして花を咲かせるそうなんです!!凄い!個人的には発熱する植物がいるなんて知らなかった!と驚きました😲🌱

このザゼンソウ、自身の体温の低下に合わせて発熱をコントロールしているんですって。
しかも±0.3度の体温変化に対応して発熱をコントロール出来るというから驚きです😲

この温度制御メカニズムを研究し、半導体や金属熱処理炉の温度調節計に応用されているようです。

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②みどりの香りでコミュニケーション
みどりの香りとは、草刈りをした時のあの青臭い香りのこと。
それを生物間のコミュニケーションに使っていると言うから驚きです。

例えば、
青虫がキャベツの葉を食べる🐛
キャベツからみどりの香り成分が放出
寄生バチが寄ってきて青虫を食べる🐝

ということが起きているそう。
つまり、キャベツはみどりの香りで寄生バチをボディガードとして使っている🐝ということ!
いつから、どのようにそんな関係が成り立ったんだろう…と想像するのも面白いですね。
この研究により、農薬を使わずに虫を寄せつけない技術に応用されているみたいです。面白い!!

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③チョウから制ガン剤を作り出す🦋
チョウがサナギから成虫になる時に、
チョウの体の中では新しい体を作るための細胞死が起きています。

これの引き金になるのが「ピエリシン」という物質。
ピエリシンは、通常の細胞には反応せず、ガン細胞に特異的に結合しやすいらしい。
ガン細胞の核に入り込み、遺伝子を構成する塩基の1つ、グアニンを破壊することで増殖出来なくしてしまう。

これは抗がん剤研究に応用されているようです。

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いかがでしたか?
不思議な生態、機能を持った生き物がまだまだ沢山います。

どのようにしてこれらの生物対象を見つけたのか、気になりました…

幅広く様々な分野の専門家が集まることでこのような分野は発展するのだと思います。今後も論文など読んでバイオミメティクス分野に注目していきます。

今回は完全に趣味の本チョイスでした笑😅💦

また何か面白い本があればどんどん紹介していきます!

では!


あじ。