ずっと雨で
なかなか外に出られませんでした
もどかしいなぁと思いつつ
やれる事をやって…
ん?やれる事を…やれているぞ!!爆笑クローバー



何とか誤魔化し誤魔化し過ごしていたら
寒いけども、晴れてきて…
しばらく見かけなかったミセバヤの奥さんが庭仕事をしていました。

早速、相談に行きました(笑)

私に畑を貸してくださる話をして下さったご夫婦は、ミセバヤの奥さんが学生の頃の先生だったそうですクローバー

あの人ならば大丈夫だよ、きっと真由美さんのことを、よーく理解してお話くださったのよ。
とても頭の良い人達だし、決して騙したり嘘をついたりはもちろん無いだろうし、土地が要らないというのも本当にその通りなんだと思うよ。

ただし人生はいつ何が起こるか?分からないし、あなたの場合は…またどこかに引っ越すかもしれないじゃない?だから、買うなどという約束は簡単にはしちゃダメだとは思うわ。

そう少し寂しそうに仰ってくださいました。
実は、畑を貸してくださる方にも、同じことを言われたんです。

私は…自分は親無しだし…何も信用を与えられるものがなくて、しかもお金もないわけです…だから、どのように…そんなありがたいお話に対して、誠実さを…お約束をできるか?それを心配していると…その方に、同じことを言われたんです。

あなたを、その土地やこの地域に縛り付けたくないから、そんなに重く受け止めないでさ、とりあえず作物が育つか?それさえわからんような土地なんだから、とにかく気楽にやってみなさいよ♪
手入れしてくれるだけでもありがたいわ♪


ミセバヤの奥さんは、その話を聞いて
少し笑って、お見通しだわね♪
と言いました。


こおして今、考えるとよくわかるのですが
その時は、私はポカンとしてました(笑)

ミセバヤの奥さんも、土地の半分は手入れをするという条件の元で借りている土地です。
なので、お礼についても相談して来ました。

私は本当に気が利かないから、要らないわよって言葉が上手く…日本人らしくは受け止められません(笑)

土地を借りる際の相場も分からないからもやもや

すると、年に一回、何かお茶菓子でも持っていったりコーヒーとかお茶とかでもいいと思うけどもね、みんな畑はそんなもんだよと言ってました。

でも、その元先生のお宅は…
そういう物を買って渡すと言うよりも…育ったものを持っていくのが一番喜ぶかもしれないと…

自分にはもう手入れさえできなくなったような土地を、若い人が手入れをしてくれるってだけでも嬉しいものだから、あの場所の場合はそんなに気にしなくてもいいかもしれないと、そう言うことみたいです。

確かに、そうかもしれません。
私の運転で久々にその土地へ行くことを、楽しみにしているようだったから…
私に出来ることは、その土地の手入れをしっかり行って、たまにそこへご案内する…
畑にベンチでも置いて、時々お招きするとか…そういうのが一番喜ばれるかもしれませんね。

ミセバヤの奥さんに相談に行って、本当に良かったです照れクローバー

奥さんの畑の手伝いが出来なくなると思うと…と私が言うより早く…
そういえば、娘の旦那さんが定年退職して
畑をやりに来るらしいのよって教えてくれました(笑)

とてもとても嬉しかったです!

そうやって…ご家族の方が、大切な畑を継いでくれるのがいちばーーーーん良いのです。

今まで、畑のお話があっても断ってきたのは、有用な土地ならば、是非…ご子息やお孫さんたちのためにも私なんかに簡単に貸さないで、取っておいてくださいと思っていたからです。

私は…耕さない畑で、草や虫と共に肥料をあまり使わない方法でしか畑ができなくて…それは見る人から見れば…畑には見えないかもしれない。
だから、それらもあって…色んなお話は丁寧に断ってきたんです。

耕作放棄地、見捨てられた土地…
私のやり方だと、そっちの方が好都合というのもあるのですが、やはり…菜園というのは…
こんなに楽しいのだもの…

どんな時にも、土に触れていると…いつの間にか夢中で…
小さな種をまくだけで、壮大な物語が始まります
たくさんの生き物が、無意味のように意図を持って生きています
生き生きとした野菜たちは、私たちの大切な人たちの体を健やかにしてくれます

それを知っているから…
家族や親戚が畑をやりたくなるって可能性が1パーセントでもあるならば、私は借りることも買うことも…なんだか出来なかった。

そして今回も悩んだ…
しかし、今回は本当に本当に無縁になりかねない土地らしい。

あまり、浮かれないようにして頑張っていても

早く、畝作りしたい…
そこは、どんな風が吹き…どのようにお日様が当たるのだろう?
水の流れはどうだろう…

考えてしまう

そんな顔をしていたら、ミセバヤの奥さんに
『まさかその面積を、今年から全部やろうってんじゃないわよね??』

と言われました(笑)

ニコニコだけしときましたクローバー
まだ、どちらとも分からないからクローバー

奥さんと、草取りをして談笑し
そして、午後からは夫と自宅の雑木整理クローバー

誰かに相談したかった
奥さんの顔が浮かんだ
相談したいなんて言ったら、嫌なことが起きたのではないか?と一瞬でも心配を掛けてしまうだろうと思って、切り出すのが難しかった

「嫌な相談じゃなくってホッとした」

そう仰っていたから、やっぱり普段から心配をかけているんだなと思って…
感謝した。

「嫌なことって言えば、トイレが壊れたの!大家さんと話し合い中です(笑)」

「まぁ!でも、お便所が壊れたくらいで良かった!」

そうやって笑いあった

お母さんに相談するって、もしかしたらこんな感じなのかな〜と、密かにそう思った。


あちこち、切っては運んで…
日が暮れる頃に、ようやく山桜に取り掛かって
やっと綺麗にすることが出来ましたクローバー


絡まったツルでうねっとした枝は、同じ高さで切りそろえて、この春ではなくて来年の春に咲いてもらおうと言うことにして…
今年はしっかりと成長してもらうことにした。

正面の庭を夫と二人で手入れしていた時に
向かいのおじいちゃんがチェーンソー持ってきて、電線にかかりそうになってしまっていた、通りにはみ出している椿を切ってくださいました。

チェーンソーのプロだから、とても美しい仕事(笑)


この地域が、ますます好きになる。



少し冷たくなってしまった洗濯物を夫と畳みながら、まだ見ぬ畑の計画を話し合う…
暇さえあれば話し合ってます。

『真由美さんは、私の愛情よりもコーヒーが好きですか?』

数日前に、こんなビックリすることを夫に聞かれました。

朝、私は夫にいれてもらったコーヒーを飲んで起き上がっているから、そんなふうに思っていたそうなんです。(ココ最近はようやく、体の痛みや重さが楽になって、コーヒーよりも前に起き上がれるようになりました。)

『あのね、あなたの持ってきてくれるコーヒーだから起き上がれるんです。甘えてるんです。甘えさせてもらって、その行為を元に「あー今日も思われているな、優しくしてもらったから頑張ろう!」って力にしてやっと起き上がれてたんです。毎日、同じように同じものを同じ量で作っているはずなのに、豆が入っていたり、甘すぎたり薄かったりぬるかったり…時に塩と砂糖が間違っていても、わざわざ私のためにしてくれているのだから、それにありがとうと思って…自分で入れた方が美味しいのに、なんで頼んでいたかって、一日分の必要なものを私はその行為から貰って頑張って来たんです。随分良くなってきた時に、自分でもそれに気がついたんだよ。』

日頃の感謝を伝え合うって大切だと思っていた
私は、ありがとうを意識して伝えてはいたけども、まさか…コーヒーに負けてると思っていたとは(笑)

何が伝わって何が伝わらないか?なんて…
人それぞれ違うものなのだなぁ〜と思いました。

人に何かをお願いすることが難しい私は、コーヒーを持ってきてもらうことで思いを計っていたけども…
夫は、何で私に愛情とやらを伝えていてのだろうか??(笑)

……さっぱり分からない( ̄▽ ̄;)
今も思い当たらない(笑)

そんなことでもなけりゃ、一日中一言も話さずに終わる日もあるではないか?
ワンオペになりがちな今は余計に、無理くりでもそうやって、迷惑だろうけどもお願いをして何とか力にして頑張ってた。


たまに休みが合って、畑をしながら、雑木を切りながら…共に作業していると、ありがたいな〜といつも思う。

私たちは、恋愛した訳でも無く…ただ互いの力を合わせて何かを作ることに夢中である同盟みたいなもんなんだけども…
でも、実用的なこういう関係も私には、全く悪くなかったよなと思ってる。

むしろ、こうでなければ続けていくのは無理があったかもしれない。

でも、こんな関係でも…やはり思いやりを互いに渡し合う事を求めていて
何かを相手に与えたいと、貰いたいと思ってるんだと思う。

そうでなきゃ、やはり一人でいるよりも消耗して…奪い合うようで…辛いだけなんだと思う。(私の場合)


はなから恋愛がスタートでも目的でもなかった私たちは…
畑のようには、豊かなるものを与え合うことは出来ないけども

なんでだか、長生きして欲しいとは思うし
なんでだか、居ないより居た方がいい

ちょっと、よく分からないけども。