かなり久しぶりのブログになってしまいました


読んでくださっている方がいたら

ご無沙汰しております


わたしは元気です

今年に入り、息子が落ち着かず

心配で心配でブログを開く気力もなくなっていました

取り敢えず少しだけ落ち着いた感じもしますが

心の病は本人しか分からない部分もあるので

引き続き心配です


彼と一緒に暮らし始めて

もうすぐ来週で丁度1年

不満があるときは距離を取る

ということを学び

揉めることも少なくなってきました



今回はブログをはじめたキッカケになった

先生の話


前回の定期検診から1年半

「次が最後の診断」

と言われていたXデーが遂に来てしまい


6月3日 骨折した日

6月4日 ICUから一般病棟へ移り

身内のいない人間に対する病院の対応が酷く

屈辱的な思いをした日

6月5日 転院させられた日


5年前の出来事を振り返りながら

よく涙を流すことなく気丈に振る舞っていたな

更年期症状がある今の私が同じ経験を今したら

精神的に耐えられない

強かったな

当時の私


抜釘した後の検診で言われた

「骨折してから5年間は診ていこうと思っています」


他の方の骨折日記とか読んでも

大抵の人は抜釘した次の検診で最後


5年間も診てくれるなんて

本当に嬉しかった


でもきっと

Y先生じゃなかったら

途中から行かなくなっていたかもしれない


歯医者さんの治療が終わった時に

「では半年後に来てくださいね〜」

って言われて行った試しがないのと一緒で


だから行かない人もいっぱいいるんだろうな


で、そのXデー


昨年引っ越しをしたので

病院が遠くなってしまい

更には昨年、車も手放してしまったので

電車とバスで行くとなると

かなり遠い


彼にその事を伝えると

仕事に余裕があるのか

珍しく車で連れて行ってくれると言うので

連れて行ってもらうことにした


8:30からの受付で

8:35には到着して

受付して、いつものようにレントゲン

のはずが


「cocoさん、ちょっと診察室の前で待っててくださいね

医師からのレントゲンの指示が出ていなかったので

医師に確認してからお呼びします

だから◯番の診察室前にいてください」


えー

せっかく早く来たのに

先生来るの9時過ぎじゃん

なんて少し思いながらも


あー

この診察室前で待つのも今日が最後かー


家が遠くなってしまったから余計に

もう二度とこの病院に来ることはないんだろうなー


先生にも、もう二度と会えないのかー


色々な気持ちで心の中はしんみりしながら

彼と一緒だったので気が紛れた


先生到着したのか

看護師にレントゲン行くように言われ

レントゲン撮って

レントゲン台の上でも

オペ後に意識もうろう状態でココに来たなー


「二度と来ることはない今日が最後」

と考えると

嬉しさよりも寂しさでいっぱいになってしまう


最後の診察


再び診察室前に戻り

私の番号が呼ばれ

ドキドキしながら

1年半ぶりの先生とのご対面


ノックして

「失礼します」と入室すると

先生が右手を振って笑顔で

「久し振り〜」

って言ってくれて


数年前の私なら涙が出そうな出来事


先生、こんなキャラだったっけ?

なんて少し思いながら

(後で思い出したら

入院中の回診時もそうやって明るく振る舞ってくれた)


私も笑顔で

「ご無沙汰しております。おはようございます」

と挨拶して


だいたい、いつもの診察だと

どーですか?変わりないかな?

レントゲン見るとね、キレイですよー

みたいな流れになるから

今回もそんな流れて最後の診察になるんだろうな

と思っていたら


「足、曲げると痛いでしょう?

しゃがんだりすると痛いでしょう?」

と言われ


確かにここ数ヶ月は特に痛い時がたまにあったけど

いわゆる古傷が痛むって感じなんだろうと思っていた

痛いなーと思いながらも一応普通に歩けるし

日常生活に支障はないしと思って諦めていた


「そーなんですよ、最近痛いときがたまにあります」

と伝えると


さっき撮ったレントゲンと

抜釘した直後のレントゲンを並べ

優しい口調で分かりやすい言葉を選んで

丁寧に丁寧に説明してくれた


結果

新しい骨が再生されて

再生されなくてもいい場所にまで再生され

その新しい骨が足首を曲げた時に当たってしまい

上手く曲げられなかったり

痛みが出たりするらしい


「しゃがんだりする作業が多い仕事だと支障が出るけど」


「全然大丈夫です」


「営業だっけ?」


「事務です」


「そっか、日常生活に支障がないならいいんだけど

もう少し様子を診ようかなって思います」


「(新しい骨が)これ以上成長してしまう事もあるのですか?」


「うーん、人それぞれだけどナイとは言えないかな」


「成長してしまったらどうするんですか?」


「骨を切るって方法もあるんだよね」


(あっ、仕事でそんな術式見たことある!)


そんな会話をして

「じゃあ取り敢えずもう少し様子を診ることにしても大丈夫ですか?」


「はい、是非よろしくお願い致します」


「じゃあ1年後」




。。。

と言う訳で

Y先生とあの病院と卒業すると覚悟していたXデー

まさかの卒業出来ず留年となりました


来年も先生と会えるーーー


もう嬉しくて嬉しくて


なんならこの新しく出来てしまっている

余計な骨

成長してまた先生に手術してもらえる??


いやいや入院生活はもう懲り懲りよ

しかも50過ぎのスッピン顔なんて

先生に絶対見せたくないわ


なんて気持ちと


骨の心配よりも

先生に会える喜びに溢れている

アホな私


足首痛い時たまにあるけれど

このおかげで先生とまた会えるなら

嬉しい嬉しい

幸せな痛みなのであった




アホすぎる私ゲラゲラ