脳の病気をした私は二つ以上のことが同時に出来なくなってしまいました

例えば、
頭(脳)を使う作業をしている時、だれかが私に話しかけてくれた場合
作業をしていて脳を使っている状況で、
話を聞く。→
話を理解する。→
返事を頭の中で考える。 →
返事を言葉にする。
脳の病気をする前は深く考えなくてもできていたことが、
今の私はこれを順番にやらなければ処理できないので、しばらく時間がかかってしまいます

話しかけられた内容によっては考えがまとまらず、 動かず喋らず固まった状態になり
、 頭(脳)の中で一生懸命考えて考えがまとまったら、再び動き始めます


ヘルパーさんとか訪問リハビリの方とか、動かず喋らずになった私はしばらく静かに待っていれば動き出すというのをわかっているので、待っててくれます

今の私の脳の症状は何かに似てると思ったら、20年ぐらい前のメモリの容量の少ないパソコンだと思いました。
そのパソコンは処理が終わるのを待ちきれず次の作業をやろうとしたら、フリーズ(固まって)しまったことを思い出しました

そもそもメモリの容量の少ないパソコンで同時に作業なんてした私がいけないんですけどね。
今の私の脳は昔のメモリの少ないパソコンに似ているんだなと思い、おかしくて笑ってしまいました

私のことについて、また一つわかりました。
でもいくら自分のことがわかっても、治せないのが本当に悔しいです

脳の一部が壊れてしまい、 脳の容量が少なくなった今後は、病気する前と同じ頭(脳)の使い方をすることはできないから、 自分の高次脳機能障がいを一つ一つ見つけて、 うまく付き合っていく方法を探すしかないと思ってます

それでもやっぱり脳は不思議でおもしろいと思ってしまいます
