ボウイのメンバー(4ピース固定になってから)?は前に紹介したけれど、それで気付いた事あると思うのだけど...。

そうです!孤高のカリスマ“氷室京介”と、今や世界の“布袋寅泰”が組んでいる...ヴォーカルとして、また、ギタリスト(プロデューサー・コンポーザー)として、それぞれ確固とした実績・実力・人気を不動のものとして日本の音楽史に確実に名を刻むであろう、この2人が!


1st『MORAL』(後にレーベル移籍に伴ってなのかな?...+3って、未発表3曲加えたヴァージョンも発売)
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1stアルバムで、ライブのセットリストの核となる楽曲が収録。たぶん、布袋さんのバンドイメージで、管楽器も含む6人編成。元々布袋さん自身はリズムギターを担当するつもりでいたらしくて、楽曲の多くはサックスをフューチャーしてある。
トラックのミックスも、ファンクを結構聴いてきたていう布袋さんの趣向なのか、ツインギターでありながらギターはどちらかと言うとバックグラウンド的な音作り。
詞はこの頃『狂介』の名称だった氷室さんがとりわけ鋭いアイロニックで仕上げたものが多数。かの『No, N.Y』はサックスの深沢さんが作詞。



2nd『INSTANT LOVE』ヴィジュアルはパンク。楽曲はキャッチーでポップ。たぶん1番聴きやすいアルバム。
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アルバムタイトルと同名の一曲目、ドラムの入りからテンションの上がるアップテンポでキャッチーなメロディーラインが爆発!途中、8ビートのブレス的にセンチでブルーな楽曲を挟みつつ、エフェクティブなトラックに、跳ねポップなトラックと、良い感じに力の抜けた遊び心溢れる秀作。



3rd『BOφWY』タイトルがバンド名で、混乱を防ぐていう意味でも、アルバムの制作の為滞在していた地“ベルリン”と呼ぶ場合も。どうやらここでバンドの楽曲の構成もしてた布袋さんがミキシングの方法論を得たっぽい。
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プロデューサーに先日お亡くなりになられた佐久間氏を迎えたこともあってか、トータルなクオリティーが上がった、と言うか、音に厚み深みが出て来た感があるのと、曲調がまとまってる感が強い。匂いとしてはアヴァンギャルドって言って...分かるかな?タイトルがバンド名なのは、ボウイ自身がボウイとやっと出会えた...バンドとして、方向性であったり、ヴィジュアルだったり、興行であったり、一つの生き物として機能し始めた、その印なのかも。



4th『JUST A HERO』結構なゴシック的印象を強く受けるんだけど、このアルバムがどうも頂点への足掛かりであり、ソロ活動への分岐点でもあったっぽい。初武道館もこれのツアーで叶った...はず、その点でもバンドが得たもの失くしたもの等、自身が受けた影響も大だった、と思える、かなり価値の高い作品。
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俺はまだ存在を知り得てなかったけれど、このアルバムが伝説の起点であることは確か。 下にある初の“ライヴハウス”武道館ライヴがこのアルバムを受けてのツアーに組まれてる事からも、興行的にもすでにホール(今で言うならアリーナ)クラスのハコでは収まりきれないパワーに満ちていた、そんなエネルギッシュな作品。実際、どれをシングルカットしても、彼等の名刺代わりになり得るし、ライヴのセットリストに多数このアルバムから組まれてる。当時、フューチャリングという概念自体生まれて無いような中、吉川晃司を招いたツインヴォーカルの楽曲を収めてあったり、ギターソロが無い楽曲や、全編英語詞の楽曲等、4人の才能が様々に展開された、実験的...と言うか、むしろ確信的アルバム。好きなアルバム1枚言われてこれ挙げる人、結構多いんじゃないかな。



『GIGS』武道館公演を音源としたライブ盤。ただ、メンバーが言うには、作品として届けるからには、手を加えてあるのは当然、という事で、ミックスで色々音色いじる以外に、コーラスを入れたりギターソロもスタジオで録って差し替えた様なニュアンスで語ってる。当初これは限定発売で、現物で聴ける様になったのは、再発が決まったから。
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ライヴバンドとしてメディア露出にそれほど積極的ではなく、実際、ツアースケジュール(詳しく調べて無いけど、後発のライヴDVDの収録日等見ると)間隔が異常なほど詰まってて、まぁ、楽曲は布袋さんが溜めてたデモを仕上げるだけとしても、’86〜’87の2年間で何本ライヴこなしてんだろう...言い換えると、バンドが充実し過ぎてて、ライヴに飢えてたのかなと思う程パワー溢れて疾走して行く感じが、いま聴くと若々しくて未だに新鮮なアルバム。



5th『BEAT EMOTION』単に布袋さんが好きな語の組み合わせがそのままタイトルとなったらしい。4thが分岐点て言ったけど、氷室さんは4th寄りの楽曲を目指すつもりが、布袋さんがほぼ全曲オケに歌入りの(布袋さんが英語でメロディーなぞってる)、あとは歌詞を乗せるだけの状態で持ち込んだのが、ロカビリーやファンクの匂いのする、4thとは全く違うもので、それで2人の音楽性・嗜好・曲作り等々、2人それぞれの音楽の違いがはっきりする形になった...模様。
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  1曲目『B•BLUE』、続けて『ONLY YOU』と、シングルチャート上位の2曲の並びが象徴する様に、どれもポップでキャッチーな面が前面に出てて、バンドの未知な可能性を感じ取る事も出来るし、前作とは明らかにカラーの違うところに引っ掛かる事もあるかな、とは言え、作品自体のクオリティーは他のサウンドとは遥か彼方、まさに唯一無二なバンドサウンド。単体で聴いてもボウイを理解するに足る傑作。



6th『PSYCHOPATH』前作から間を置かずリリース。このアルバムの製作時には、どうやら氷室さんが解散を意識していたっぽい。そしてこのアルバムを受けてのツアー最終、1987年12月24日渋谷公会堂でメンバーそれぞれのソロ活動が宣言される。

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チャート、売り上げ枚数等々、ロックは売れないというような業界関係者を驚かせたであろうシングル『マリオネット』のチャート1位数週連続といったように、当時主要なメディア(主にテレビ)に全く出てこないのに、人気が頂点に達した中での集大成となった作品。メロディアスでキャッチーでダンサブルでロマンティックでセンシティブで...まだまだこれからと誰もが思うラストアルバム。
このアルバムの印象としては、時空間のはっきりしない、架空の街にトリップさせられたような、異国の近現代かそれ以前とでも言うような、とにかく不思議な瞬間に立たされる、そんなイマジネーションを掻き立てられもする、ただの8ビートサウンドではない、熟成度の高いバンドサウンドに魅入られる秀作。


あくまで主観だけれど、ディスコグラフィティの並びとしては上の流れ。オススメは全部としか言えなくて、どれを初めに取っても、満足感は確実、そして想像以上なのは保証。
メンバーが言ってたけれど、ライヴで再現出来ないものはやってない、ということで、ギターを2本、3本重ねてはいるけれど、それをライヴでどう再現してるのか、自分の耳で確かめてみるといった楽しみ方が出来るのもこのバンドの懐の深いところ。

あぁ...LAST GIGSも一応オリジナルアルバムで紹介するの忘れた...。