現在、学生

 

看護の資格取得を目指して授業を受けている。

 

前回の講師は、ズーとしゃべっていた。

 

最初はちゃんと聞いていた。

 

でも、腑に落ちないことを言い出した。

 

「痴呆症というのは飛鳥時代からあった。」

 

へぇー

 

「痴呆症について正しい知識をつけろ」

 

いちいち上からいってくるな。

 

教科書を見る。

 

痴呆症とは、普通に成長した人が、何らの後天的事情で脳障害が起こる病気だ。

 

飛鳥時代に痴呆症なんかあるはずないじゃないか。

 

飛鳥時代のエネルギー摂取からして

 

当時の平均寿命は30前後

 

痴呆症とは、血流がプラークなどの発生によって

 

循環に障害が起こったりするんじゃないのか。

 

まともに栄養摂取できない当時の人が栄養過多で血行障害が起こる。

 

いい加減なことをいうな。

 

まあ、授業中に

 

それおかしくはないですか

 

とは言わない。

 

だまって聞き流した。

 

うーん

 

そうなの

 

というのがその後も続いた。

 

時折、白板を強く叩く

 

ハッとして目を覚ます。

 

そんな授業だった。

 

じゃ自分はどうだったか。

 

自分も予備校では一方通行の授業をしていた。

 

黒板は叩かなかったが

 

似たようなものだ。

 

反省

 

いましても遅い。

 

でも、気が付いた。

 

気が付かないよりはまし。

 

そんな人生か。

 

今までのクソ人生は全部捨てる決心はついている。

 

ろくでもない人生だった。

 

ゼロから始めよう。

 

昔の自分を見るチャンスを神様が与えてくれた。

 

こんなみっともないことを気が付かずに

 

やっていたんだぞ。

 

身に染みてわかりました。