今、思い返せば
昭和は、危険な時代だった。
情報は、テレビ、新聞のみ。
だから成立したインチキがあった。
軍隊、芸能、大学
3大インチキだ。
軍隊なんてイソップ物語のオオカミ少年そのものだ。
「攻めてくるぞ」
芸能、歌がうまいとか演技が上手とか
あればいいが、今聞くと音程でずれている。
何もない人を有名人に仕立て上げ、
最後は、売春婦にする。
ヤクザそのものじゃないか。
大学。
東京6大学というのがあった。
これは、野球のリーグだろう。
インチキもここまでくれば、笑い種だ。
20年前に110万人だった18歳の人口。
現在80万人になっている。
これが50万人くらいになるのか。
1学年が1万人規模の大学の経営は、もはや成立しないだろう。
予備校がそうだった。
大学受験という市場はそうそう消えることはないと
思っていた。
あっという間だった。
一気に浪人生が消え、
大学進学の価値も大きく変わった。
昔は、私文が全体の80%を超えていた。
でも、現在好んで私文に進学する生徒は消えた。
法学を勉強するとか、明確な目標をもって進学するなら意味があるが。
今後、20年で110万人から50万人規模になることが予想されている。
単純に市場規模が半分になる。
さらに選択肢も今後多岐にわたる。
予想だが、ネットを利用した大学経営が主流になるんじゃないかな。
オックスフォード、ケンブリッジ大、
アメリカのアイビー。
これらの大学が、ネット入学に参入してきたら、
「東京」の大学は競争する間もなく、低下の一途ではないか。
ネットで授業が受けれるなら。
世界の一流の研究者の授業が。
わざわざ、東京に下宿して、
高い金を払って大学に進学する必要性は消し飛ぶ。