※人工死産につながるネガティブな内容が含まれます。
不快に思われたり不安を感じられる方は
閲覧をお控え下さい。
朝起きると、病院で当ててもらった悪露用のおっきなナプキンがタプタプになっていた。
恥ずかしくてもいいから尿もれであって欲しかった。
こんなにお水が出るなんて、やっぱりお風呂の水でもないし尿もれでもないなぁと自分でも思った。
夜用の生理用ナプキンに変えた。
こんなに羊水が出ちゃって、赤ちゃんはまだ無事なんだろうか⁉︎
ちゃんとお腹で生きてるんだろうか⁉︎
今日の診察で、もしかしたら動いてる赤ちゃんを見ることはできないのかも…。
安静にしていた方がいいと思い、
夫に息子を幼稚園まで送ってもらった。
その間、会社の上司に連絡。
「昨日の夜、破水してしまったかもしれなくて…。
とりあえず今日は仕事を休んで病院を受診するように言われたのでお休みさせてください」
口に出して言葉にすると、破水の事実が現実になった気がして、また泣けた。
夫と一緒に病院へ。
車の中でぐにゅーっとした胎動らしきものを感じた。
あれからどうですか？
お水は出てますか？と聞かれ、
「朝からはそんなに出てないけど、
昨日もらった悪露用のナプキンがいっぱいになるくらい夜は出てました。」
エコーをすると、動く赤ちゃんが見えた。
心拍も確認できた。
良かった、まだ無事だった！
「エコーを見るとまだ羊水もたっぷりあるみたいだねー。内診では、まだちょっとお水が出てるみたいだけど」
このまま止まってくれたら、もしかしたらなんとかなるのかな⁉︎
「うちの病院では薬を飲みながら安静にするっていう経過観察しかできない。
それでも良かったらうちの病院でもいい。
今日は旦那さんはお休みなんだね、
じゃあ今からN病院にかかってみて。
ここらへんでこの週数での破水を受け入れてくれるのはこの病院だけ。
他の大きな病院でも22週からしか受け入れてくれないから。
N病院は週数問わず受け入れてるから、
こういった症状の人がいっぱい受診してるはずで、何か治療もできるかもしれない。
子宮の下の方を縛って羊水が流れ出ないようにしたりできるかもしれないから、
やるだけやってみて後悔の無いようにして。
また何かうちで出来ることがあれば受診してくれていいから」
待合室で経過が順調であろう妊婦さんが目に入った。
どうして私がこんなことに？
順調な妊婦さんが羨ましくてまた号泣していた。
N病院へTELをしてくれて、症状を伝えてもらった。
T先生に診てもらえるよう紹介状を書いたからと、そのままN病院へ向かった。
1人目は里帰りしたので今回はこの病院で産みたかった。
またこの病院で産むことはできないんだ…。
産むどころではないのは分かっていたけど、まだ信じられない気持ちだった。
22週までは他の病院では受けいれてくれないという事は、
22週までの破水はそれだけ助からない可能性が大きいからなのかな、と思った。