叔母の家に年始に行って来ました。

叔父が長男だったので、長い年月『嫁』として務め、最近やっとその役を降りた人です。

叔父は7人のお姉さんと2人の弟と妹1人の11人兄弟でした。
言葉では伝えきれない事を乗り越えて来た人です。

叔父は猛烈営業マンだったので、ほとんど家の事は叔母が一人でやっていました。
定年後、二人で旅行したりしていましたが、趣味の多い叔母と何もない叔父。お酒に慰められる日々の中で亡くなりました。

お悔やみの連絡があったので、叔母が香典帳を調べていたら突然泣きだしたのです。

びっくりしている私に一通の手紙を渡してくれました。

亡き叔父から叔母宛てでした。

『読んで』

亡くなる少し前の誕生日に書かれた短い手紙。

叔母へのお礼の言葉、従兄弟達への言葉、最後に
自分亡き後は自分自身の人生を楽しんで下さいと。

亡くなられて10年。何度も開いているのにわからなかった手紙。

二人で泣きました。涙流して泣きました。