気象庁では3月から5月を春とします。今は正に春を感じられる季節となりました。

江戸時代には正月に「福寿草」を買い求めることがブームとなりましたが、旧暦ですから一番に春を告げる花として人気があったのでしょう。

写真は「イヌノフグリ」と「ハナニラ」。イヌノフグリは陽だまりの土手などで良く見かける小さく可愛い花。フグリとは陰嚢(タマタマ)のこと。可憐な花なのに犬のタマタマは少し可哀想な名です。ハナニラは白や薄紫の花で家の庭などでも良く見かけます。匂いがニラに似ていることからの名ですが全くの別種。食べられません。ともに立派な雑草です。

進学試験も終わり、卒業式を終え、新たなフィールドに飛び出す若者も多いと思います。夢と希望と不安の入り混じった気持ちを大切にして下さい。厳しいことや大変なことも待っていますが、世の中は華麗なエリートばかりではありません。挫けない「雑草魂」で美しく咲く花が沢山あることを覚えておいて下さい。若い人たちに幸あれ。