電子マネーは大きく分けて4種類あります。

 

電子マネーの支払い方法

電子マネーには大きく分けて「先払い」「後払い」「即時払い」の3パターンの支払い方法があります。
電子マネーの基本とも言える「先払い」は、銀行口座、コンビニエンスストア、クレジットカードから電子マネーにあらかじめチャージしておくというものです。
また、チャージの際には手数料がかかる場合もあるため、注意が必要です。
 
「後払い」はポストペイとも呼ばれ、専用のカードやスマートフォンアプリで支払いを行います。支払い時には、残高ではなくクレジットカードや銀行口座などに請求が行われ、後から請求書が送られてくる方式です。

「即時払い」は、利用者の口座から直接引き落としが行われる支払い方法で、残高ではなく利用者の銀行口座から支払われるというもの。したがって、利用者は事前に電子マネーと自分の銀行口座を紐付けておく必要があります。
 

電子マネーの種類

コード決済系電子マネー

コード決済系の電子マネーを利用する場合、まずアプリをダウンロードし、自分の銀行口座やクレジットカードなどを登録しておきます。代表的なコード決済には、au PAY、PayPay、d払い、楽天ペイなどがあります。

交通系電子マネー

鉄道、バス、地下鉄、タクシーといった公共交通機関で利用される電子マネーを「交通系」といいます。交通系の電子マネーは、主にICカード方式が使われており、SuicaやPASMO、ICOCA、Kitacaなど地域や交通事業者によって名称が異なります。なお、SuicaとPASMOは、首都圏の鉄道やバスを中心に、一部の地方都市でも利用できるようになっています。
また、Suicaなど一部の交通系の電子マネーは、飲食店やコンビニエンスストア、自動販売機でも支払い方法のひとつとして選択できます。

 

流通系電子マネー

これは、事前にカードにチャージするタイプで、店舗での支払い時には、専用端末にカードをタッチして支払いが完了します。なお、一部の流通系の電子マネーは、スマートフォンアプリでも支払えます。

店舗側は、現金を扱う手間や管理コストが減り、さらに、クレジットカードの手数料よりも安い手数料で電子マネーを導入できるため、経費の削減にもつながります。そのため、流通系の電子マネーは、さまざまな店舗で広く普及しています。
代表的な流通系の電子マネーには、nanacoWAONなどがあります。

 

クレジットカード系電子マネー

クレジットカード会社が発行する電子マネーがクレジットカード系の電子マネーです。

代表的なクレジットカード系の電子マネーには、楽天カードの楽天Edy、三菱UFJニコスのiD、JCBのQUICPayなどがあります。