4巻135ページより

 

 

ノルマン征服以前のケルト人やピクト人は

自らの王のことを竜と呼んでいた。

イギリス諸島では、ペンドラゴン(偉大な竜)の称号が

王の中の王を意味するシンボルだった。

アーサー王の物語のウーゼル・ペンドラゴンもその一例である。

「王の王」は、ラテン語で龍を意味する「ドラコ」とも言われる。

 

先述の通り、邪悪なタイプの爬虫類人は

オリオン座などの他に、竜座に結びついたものが多い。

アーサー王の伝説には

人間と非人間の交配によって王家の血筋が創造された話

競合する竜たちの戦いの話など、古くからあるテーマが揃っている。

ウェールズの赤い竜のシンボルは

アーサー王の魔術師マーリンが

赤い竜をイギリス人のシンボルとしたことに由来する。

マーリンは

地下の存在と人間の女の間にできた子供であるため

半分だけ人間だったと記述されている。

 

 

4世紀のキリスト教の「教会の父」エピファニウスによると

オファイト派は、普通の蛇そのままの形態で蛇を崇拝していた。

後に彼らの儀式の一部が

今日のキリスト教の聖体拝領(ユーカリスト)

において「パンをちぎる」儀式になった。

イエスのずっと前の本来のユーカリストでは

象徴的な赤ワインではなく、本物の血を飲んでいた。

オファイト派は

カナンの「ヒビ人」として知られる蛇崇拝者であった。

この名称は

「メスの蛇」であるイブに関係ある「ヒバ」に由来している。

研究者によると、ヒビ人は

ハムの息子であるカナンの息子のヘトの子孫であり

創世記でノアに呪われたカナンの血筋であると言われている。

聖書は、これがバビロニアの二ムロドの血筋であると述べている。

 

 

二ムロドという人物は、実在したか象徴に過ぎないかは別にして

爬虫類人ハイブリッド血筋に関係している。

重大な年とされる2012年に密接に関係している

中米のマヤ族は、蛇の神

(ケツァルコアトルの一形態で羽毛のある蛇)

ククルカンを崇拝していた。

 

北米も蛇崇拝の中心地だった。

「アメリカ」という名称そのものが

蛇を意味する「アマル」という羽毛の生えた蛇の神にちなんだ

「アマルカ」に由来するという説もある。

「アマルカ」で「羽毛の生えた蛇の土地」という意味になる。

北米、中米、南米の先住民は

歴史的にも遺伝子的にも深い関係があるが

そのアメリカ大陸全域に蛇信仰がある。

我々がアメリカの「インディアン」と呼んでいる人々の起源は

失われたムー(レムリア)文明にあり

蛇崇拝も彼らとともに移動した。

 

 

アリゾナ州のホピ族の伝説と創造神話は

著しくシュメールのものに似ているが

人間に道を踏み外させることになった「蛇」のことを語っている。

いかにして「最初の人々」が数を増やして地表に満ちたか

そして幸福だったかを伝えている。

肌の色は異なり、言語も異なっていたが、一体感を持っており

会話なしで相互に理解することができたという。

鳥や動物たちもそうだった。

人も動物も一体だと感じていた。

 

だが、次第に創造主を敬うべし

という指令を忘れる者が現れ始めた。

「次第に地球上の目的のためだけに

振動の基点(センター)(複数)を使用するようになり

本来の目的は、創造の計画を

前に進めることだったのを忘れるようになってしまった。

 

そこに話術者(トーカー)のラバホヤが

モク二という鳥の姿でやって来た。

ラバホヤの話を聞いている内に

人々は「違い」を認識するようになった。

人間と動物が違うこと、肌の色、言語

創造主の計画に対する考え方といった理由で

人間の中でも違いがあることを認識するようになった。

動物たちが人間のもとを去ったのは、そのときだった。

人間たちも、同じように、分断し、互いから離れて行った。

最初は人種と言語の違いによって別れ

次に創造の計画を記憶する者とそうでない者に別れて行った。

そしてホピ族の伝説は次のように続く。

 

「やって来た者たちの中に、端正な容姿の者がいた。

大きな頭を持つ蛇の姿をしたカトヤだった。

カトヤは

さらに人々を互いに遠ざけ、原初の知恵から遠ざけた。

人々は互いに疑い、不当に非難するようになり

次第に激化して好戦的になり、ついには互いに戦い始めた。

その間、モク二は語り続け、カトヤは一段と人々を惑わした。

休息はなく平和はなかった。」

 

最初に楽園があった

そこに蛇人種がやってきて、分断・支配したという

またしても同じ話の繰り返しである。

 

 

爬虫類人といえば、たけだけしい印象があるかもしれないが

その厳格な階層構造の頂点には、女性(女王)がいる。

この爬虫類人の女神は、自由の女神の像に象徴されているが

これはバビロニアの女神セミラミスを表現していることを知った上で

フランスのフリーメイソンがニューヨークに贈ったものである。

 

自由の女神は、バビロニアの太陽神

二ムロドを象徴する火のついたトーチを持っており

パリのセーヌ川にある島にもまったく同一の自由の女神像がある。

 

 

イルミナティの女神は、さまざまな形態に紛れ込んでいる。

EUのロゴもそうだ。

ヨーロッパという名称が

セミラミスなど月の女神の一形態であるエウロパに由来している。

従って、EU(ヨーロッパ共同体)とは

バビロニアとシュメールの女神

(爬虫類人の月の女神)の共同体であり

これはEUの旗にある12個の星に裏付けられている。

バビロニアの占星術(十二宮図)の12の星

五芒星形(ペンタゴン)は、女神のシンボルである。

ローマ教会(バビロニアの教会が移転したもの)は

「天の女王」聖母マリアには

「12の星の冠」があると主張している。

黙示録12章1節に

「それから壮大な天体ショーが出現し、これから来るものを示した。

一人の女が、太陽を身にまとい、月を踏み

12の星の冠を頭にかぶっているのを見た」とある。

 

 

背後からEU創設を働きかけていたハプスブルク家の

汎ヨーロッパ運動(欧州連合)の旗は

セミラミスの星の環に囲まれた黄色の太陽(二ムロド)

の上にテンプル騎士団の赤十字が配置されている。

これをデザインしたのは

オットー・ハプスブルクとカール・ハプスブルクであるが

オットーはその著「明日の社会秩序」でこう述べている。

 

「今、我々は、全ての民族国家に平等に帰属する

ヨーロッパのシンボルを持っている。

これは神聖ローマ帝国の王冠であり

結合した西洋(オクシデント)の支配者

シャルルマーニュの伝統を具象化したものである。」

 

西洋(オクシデント)とは、欧州諸国と西半球のことであり

シャルルマーニュとは

紀元768年から死去までフランス王国の

王だった爬虫類人ハイブリッド、カール大帝のことである。

ヒトラーなどナチス上層部もカール大帝のことを崇拝していた。

カール大帝は、フランク王国を拡大して

西欧・中欧の大部分を組み入れ、フランク帝国を築いた。

系図学者によると、西暦1000年頃から

ウィンザー家に至る英国王、オランダのオレンジ家

ジョージ・ワシントン、ブッシュ家、バラク・オバマなど

米国大統領といった、古今の世界の指導者層の多くは

その血筋をシャルルマーニュに辿ることができるという。

 

イルミナティの立場で重要なのは、どれだけ血が濃いかである。

「ヨーロッパの一体化」に貢献した人々に「栄誉」を授けるため

シャルルマーニュ賞が創設された。

その受賞者の一人が、イエズス会の教育を受けた

ビル・クリントン大統領であり

彼はロシアを包囲するEUを提唱した。

これはロスチャイルドの目標である。

また、トニー・ブレアも受賞している。