長者番付に登場する納税者は

この世界を支配している者ではなく

本当の支配者は納税しないので

決して番付には載らないそう

宗教法人も、ものすごい大儲けしてても

税金払わなくていいので

あちらには都合の良い仕組み

 

以下7巻より

 

2回目の千年紀のはじめにはユダヤ人大量虐殺がすでに起こっており

それが様々なキリスト教国で何度も繰り返されたことは周知の事実だ。

1096年、ライン川流域地域では

数十ものユダヤ人コミュニティが追放されたり

破壊されたりした。

1290年になると、イングランドからもユダヤ人が追放された。

そして14世紀の末には、スペインでも十万人以上のユダヤ人が殺害された。

(迫害からしばらく経つと

ユダヤ人たちは再びこれらの国々に徐々に戻っていった)

 

このような歴史の事例をもっと書き連ねることもできるが

この状況は常に、もう何百年も繰り返されており

いつも似通ったものなのだ。

つまりその状況が

あらかじめプログラミングされていたものであることは

どう見ても明らかなのだ。

また、キリスト教世界の代表者たちと

ユダヤ人自身の両方が損害を被ったということは

被害を受けていない第三者が存在するということである。

この第三者にとって

キリスト教世界の人間とユダヤ教徒たちは

いともたやすく操作できるただのバイオロボットに過ぎないのだ。

 

では、この第三者とは誰か?

歴史研究家たちは

何千年もの間止むことのない世界のこの乱痴気騒ぎを

本質まで、根本の原因まで掘り下げようとするが

いつもユダヤ人のことを示すだけで終わるのだ。

彼らはユダヤ人がすべてにおいて悪いのだと言う。

しかし、もし第三者が存在するのならば

ユダヤ人であれキリスト教徒であれ

どちらもその第三者の勢力の手中にある

ただの操り人形のようなバイオロボットに過ぎないのだ。

しかし、今日、その第三者の特定が可能だろうか?

その存在を証明するものがあるだろうか?

もちろんあるし、特定も可能だ。

歴史事実によって、そして論理的思考によってだ。

 

ユダヤの階級の中のひとつのグループがある。

このグループのことを一族、階級、民族、カースト

何と呼んでもよいが、本質は名称ではないので

簡潔にするために彼らを「レビ族」と呼ぶことにする。

レビ族の祖は、エジプトの神官であったという歴史的文献がある。

より多くの人々に知られている文献

具体的には旧約聖書を読むと

レビ族は独特な地位にいたことがわかる。

たとえば、イスラエルの法により

彼らは軍事行為に参加する必要がなかった。

彼らはどこへも、いかなる税金も支払う必要はなかった。

旧約聖書で言及されているイスラエルの人口調査の際にも

レビ族はそこには含まれていなかった。

 

軍事作戦時には、5万から15万のイスラエル兵によって

レビ族の周りを取り囲むように陣営が配置され

レビ族一人ずつに対して守る場所があらかじめ決められていた。

レビ族を守るために、陣営の東西南北のどこに野営をつくり

どこに護衛を配置するかまで指示されていたのだ。

そして、レビ族が配置されたのは常に陣営の中央部だった。

事実上、イスラエルの全部族にレビ族を護衛する義務があったのだ。

では、このレビ族という階級は、いったい何をする階級だったのか?

 

彼らの義務は、彼らの中から聖職者を指名すること

そしてユダヤ人に定めた掟が守られているかを監視することだった。

ちなみにその掟には、食べるもの、異教へのかかわり方

行くべき場所などが規定されていた。

掟の内容は非常に厳しくかつ具体的で

一日のうち朝から晩まで

目覚めている全時間を網羅しており

誰がどの土地にいなければならないか

誰と闘うべきか、ということにまでおよんでいた。

 

これによって、レビ族はユダヤ民族の実質的な支配者となっていた。

それも、あらゆることから判断すると

管理人としてきわめて腕の立つ人々だったと言える。

レビ族がユダヤ人だったかどうかはわからない。

全ユダヤ人が守らなければならないはずの掟の中にも

レビ族には適用されないものがたくさんあったのだから。

例えば、ユダヤ人にとっては必須の掟だが

それに反して、レビ族は生後8日目の割礼をしていなかった。

 

このようにして彼らは

エジプトの神官たちの秘密の学問を知って

実験にいそしんだり、監視したりして

じっくりと思索にふけることが可能であったし

兵役の義務からも、人々がするような通常の労働からも解放され

世代から世代へと現在にいたるまで

自分たちの知識を発展させてきたのだ。

 

現在にいたるまでと書いたが

レビ族という民族または階級のことなど聞いたことがないと

疑う人もいるかもしれない。

イギリス人やロシア人、フランス人などについては

多くの人が見聞きするのだが、最も頭がよく

ましてみんなを率いているレビ族のことを知る人は

なぜか少ないのだ。

それはもちろん、エジプトの神官たちと同じように

彼らも陰にいなければならないからだ。

いざとなれば、すべての反発を彼らの意思の実行者である

ユダヤ人たちに向けておけるように。

 

こうして世界のあらゆる国々で

何千年にもわたって、ユダヤ人たちはひどく非難されるようになった。

何に対しての非難なのだろうか?

ユダヤ人たちが、あらゆる手段を使って

少しでも多くのお金を手にしようとしていることに対してだ。

そして、多くのユダヤ人にそれができてしまうことに対してだ。

 

では、レビ族はこれと何の関係があるのか?

イギリス、スペインまたはロシアにいるユダヤ人たちが活動して

国家または個人の資産のかなりの割合をなす額を銀行に振り込むことで

レビ族がどのように利益やメリットがあるというのだろう?

一言で言えば、着服でもするのだろうか?

事実、その国または他国の民の統治者は

ユダヤ人の非難すべき行為を目にして

彼らを攻撃し、冷遇しはじめた。

であれば、同じことがレビ族にまでおよんでもよいはずである。

概して、賢明なレビ族の行動は論理的でないようにも見えるではないか。

というのも、レビ族が賢明な助言によりユダヤ人たちを助け

彼らのために狡猾な技を駆使した作戦を用意してやり

他の国々を丸ごと操作してやる必要などないではないか?

 

これには理由があることがわかったのだ。

彼らの利益は直接的で、単純かつ具体的だ。

お金なのだ。富のあるユダヤ人は

どの国にいようが関係なく

自分の収入の一部をレビ族に支払う義務がある。

証明するもの?

旧約聖書に、イスラエルの人々、つまりユダヤ人は

自分の収入の1/10を、レビ族に渡さなければならないとあるのだ。

 

イスラエルに人々が主にささげる聖なる献納物はすべて

あなたと、あなたと共にいるあなたの息子や娘たちに与える。

これは不変な定めである。

これは、主の御前にあって

あなたとあなたの子孫に対する永遠の塩の契約である。

主はアロンに言われた。

 

「あなたはイスラエルの人々の土地のうちに

嗣業((しぎょう)神から賜った土地)の土地を持ってはならない。

彼らのあいだにあなたの割り当てはない。

わたしが、イスラエルの人々の中で

あなたの受けるべき割り当てであり嗣業である。

見よ、わたしはイスラエルでささげられるすべての1/10を

レビの子らの嗣業として与える。

これは、彼らが臨在の幕屋(移動式の礼拝所)の作業をする報酬である。

従って、イスラエルの人々は、もはや臨在の幕屋に近づいてはならない。

この罪を犯して死を招かないためである。

レビ人のみが臨在の幕屋の作業をし

その罪責を負わねばならない。

これは代々にわたって守られるべき不変の定めである。

彼らは、イスラエルの人々のあいだでは嗣業の土地を持ってはならない。

わたしが、イスラエルの人々が主にささげる献納物の1/10を

レビ人に彼らの嗣業として与えるからである。

それゆえ、わたしは彼らに、イスラエルの人々のあいだでは

嗣業の土地を持ってはならない、と言ったのである」

 

主は、レビ人にこう告げるよう、モーセに仰せになった。

 

「わたしがあなたたちの嗣業として与えた1/10を

あなたたちがイスラエルの人々から受け取るとき

その1/10を主にささげる献納物としなさい。

あなたたちの献納物は、脱穀したばかりの穀物と

搾りたてのぶどう酒と同じものと見なされる。

それで、あなたたちもまた、イスラエルの人々から

受け取るものの1/10はすべて主にささげる献納物とし

その中から主にささげる献納物を祭司アロンに与えねばならない。

あなたたちは贈られたもののうちから最上のもの

聖なる部分を選んで主にささげる献納物としなければならない。

彼らに言いなさい。

あなたたちが最上のものをささげるときには、それは

レビ人にとって脱穀した収穫物や搾りたての収穫物と同じものと見なされる。

あなたたちおよび(あなたたちの息子たちと)

その家族の者はそれをどこで食べてもよい。

それは臨在の幕屋の作業に対する報酬だからである……」

 

二千年以上もの大昔に書かれた旧約聖書と

今日の状況のあいだにどんな関係があるのかと思う人もいるだろう。

それに答えることは可能だ。

では、信仰を持つ今日のユダヤ人の中には

聖職者やレビ族はもういないのだろうか。

もちろんいる。

そしてもちろん、多くのユダヤ人が宗教的規則を守って生きているのだ。

ということは、レビ族たちが世界中の銀行に

どれほど莫大な資産を有していることになるかを想像してみてほしい。

 

ちなみに、レビ族たちは自分の資産の保全と増大を心配する必要はない。

あらゆる国の銀行家の多くはユダヤ人であり

それは彼らの任務なのだから。

もちろん、レビ族は、いつどこに投資するべきかを

ユダヤ人に対して示唆することもできる。

彼らは、現行政府に反対する体制や組織のどれを支援するべきなのか

または逆に、金融的陰謀を企てて消し去るべきかを示唆するのだ。

 

アナスタシアが以前話した

地球上のすべての人間社会を

たった数人の神官が操っているという情報に

疑問を感じた人もいたかもしれない。

しかし、歴史から論理の連鎖が成立してしまった今となっては

論理的に思考することができる人ならば

よほど狂信的な人でない限り

彼女の話に疑いを持つことができなくなるだろう。

 

つまり、これも次のような理論となるのだ。

 

神官たちに率いられ

およそ100万人のユダヤ人がエジプトを出た。

神官たちの側近だったのが

ユダヤ人を特定のタイプの人間に

形成するという任務を担ったレビ族だった。

そのために一連の儀式や独特な生活様式を提唱する

一定の思想を持った宗教がつくり出されたのだ。

レビ族たちは自身の任務を忠実に果たすこととなった。

 

こうして何千年か前につくり出された思想は

今日もユダヤ人たちを支配している。

その思想は、彼らを地球上の無数の民族から区別し

特別に扱うものだ。

この思想の主要な教義のひとつが

神の地球に住まわせた様々な民族の中で

選民として定めた民族はユダヤ人だけである

という主張である。

このようにして、この思想はユダヤ人とともに

今日まで存在し続け、衝突は終わらず

よく耳にする話となった。

しかし、レビ族たちはどこにいるのだろう?

耳にすることなどあるだろうか?

ほとんど聞くことはない。

これも賢いと言えるところだ。

これを狡猾と呼ぶか

賢明と呼ぶかは皆さんにお任せする。

 

さて、ここで想像してみてほしい。

地球上に、他の人々よりも高いレベルで秘教の知識を有しており

数千年間

大衆へ作用する実践を絶えず積んできた少数の人々の集団が存在する、と。

では、国の発展問題を研究するどこかしらの国家の研究所が

思想の形成において彼らに太刀打ちできるものだろうか?

 

それはいくつもの理由から不可能なのだ。

主な理由は次のようになる。

レビ族は自身の子孫に代々秘教の知識を伝え

それが今日も続いている。

一方、現代科学は秘教の知識を否定している。

従って、レビ族が研究してきたことを現代科学が真剣に取り扱うことはない。

このナンセンスな状況は、偶然生まれたのではない。

それにナンセンスな状況はそれだけではない。

国家は公的にいくつかの宗教を認めているが

それらだって完全に秘教ではないか。

国家はそれらの秘教に

資金面の形成に有利な条件をつくり出してさえいるのだ。

 

かたや政府は

秘教の分野における科学的研究のための環境をつくり出すことはしない。

つまり、そのような国家の領土内では

国民の心理に作用することのできる構造が

政府により公認されているようなものなのだ。

それなのに、俗世の政府は、その作用が現実の営みにおいて

どのような形をとるかということについて

きわめて漠然としたイメージしか持ち合わせていないのである。

 

最後にもうひとつ。

政府や国家のことを考えるすべての人々は

歴史から教訓を見だすこともできるだろう。

歴史とは、人生においてとても役立つ学校なのだから。

しかし、そのためには歴史を知っておかなければならない。

世界を操っている者たちは、歴史を熟知しているのだから。

しかし、国家の歴史は、政府を含め大部分の国民に

知られていないばかりか、歪められて伝えられている。

ロシアがこれを示すよい例だ。