支配者はお金がほしいのではなく
人間のエネルギーがほしいという事
以下6巻より
最初に彼らが秘密の目的へと通じる成果を得たのは
エジプト国家の創造だった。
今日の歴史学では、どこよりもエジプト国家の事が知られているわ。
でも、歴史から事実を取り出し、解釈や神秘性を取り除けば
多くの秘密に触れる事ができる。
第一の事実。
歴史上では、最高統治者はファラオと呼ばれていた。
そしてファラオたちの戦いの功績や敗北について
多くのことが書き残されている。
彼らの壮大な霊廟(れいびょう)は今でも学者たちを驚愕させ
想像を掻き立てて謎の解明へと学者たちを惹きつけている。
そうしてピラミッドの壮大さに惹きつけられているうちに
私たちを主要な秘密から遠ざけているの。
ファラオは人々の統治者としてだけでなく
神として崇拝されていた。
人々はその年の豊作や、雨が降り有害な風が吹かないようにといった
お願いをファラオのもとに持ってきた。
歴史は、ファラオたちのたくさんの行いの事実を語ることはできるけれど
それ以上の事は語らない。
だから史実の多くを知った上で、自分に次のことを問いかけてみて。
彼らの中に実際に巨大国家の統治者であり
人々の上に立つ神であり得た人がいたのか?
そして、事実と照らし合わせれば
ファラオは神官たちの手中にある
ただのバイオロボットに過ぎなかったということが見えてくる。
ほら、これらは歴史事実としても知られている。
ファラオの時代には、荘厳な神殿があり
そして神官たちと最高神官が一人いた。
彼らの管理のもとで、常に何人かのファラオの候補者たちが学んでいた。
神官たちは植え付けたいことすべてを
幼い少年たちに吹き込んでいた。
教え込んでいたことの中に
ファラオは神によって選ばれている
というものがあった。
その際に
最高神官自身が秘密の神殿で神のことばを聞いたのだと話した。
その後、神官たちが候補者の誰をファラオにするかを決めていた。
そしてその日がきた。
荘厳な王座に、ファラオのシンボルを手にし
特別な衣装に身を包んだ新しいファラオが鎮座した。
人々の前では、彼は全権を有する皇帝であり、神であった。
でも、神官たちだけは、王座に座っているのが
彼らのバイオロボットだということを知っていた。
そして、彼の性格を子どもの頃から知り尽くし
彼がこれからどのように統治し、どのような贈り物を
神官に捧げるかを正確に知っていた。
何人かのファラオが最高神官の配下から逃れようとしたことはあった。
でも、いつも、どのファラオも自由にはなれなかったの。
なぜなら、神官の力は
ファラオの衣装のように誰の目にも見えるものではなく
言葉による命令やあからさまな会話も必要としないから。
そしてそれが統治者たちの上に一瞬も緩むことなくのしかかっているから
そうやって神官の力は、刷り込んだ偽りの世界秩序として
大多数の国民たちの中に蓄積する。
刷り込まれたイメージから逃れ
ゆったりと思索にふける事がファラオ自身にできたのなら
もしかすると彼は人間になれたのかもしれない。
でもすべては最初から計算されていて
ファラオには日々のせわしなさのかせから自由になることができなかった。
その一方で神官は、ゆったりと思索に耽ることができ
そこに彼の優位性があった。
まさに神官たちが、神なる生き物である自然の創造物と人間の
相互作用のエネルギーを、自分たちが考え出した神殿へと移行させ
そのエネルギーを人々に戻すことなく吸収していたの。
ヴェド文化では当たり前だったことが
突然秘密にされてしまった。
人々は催眠術にかかったように眠りに落ち始め
半分寝ているかのように
考えることもなく命令に従うようになっていった。
そして人々は、神の自然の世界を破壊し
神官たちに都合のいい人工的な世界を築いていったの。
神官たちは、自分たちの学問を厳重な秘密として保持した。
怖れから、巻物にすべてを記述することさえもしなかった。
彼らは互いのやり取りのための独自の言語をつくり出した。
この事実も歴史から知ることができるわ。
彼らが話す際に
近くにいる人が不意に秘密を聞いてしまうことすら起きないよう
別の言語を必要としたの。
そうやって、今日に至るまで、神官の間で世代から世代へと
その単純な秘密が伝えられている。
6千年前に、6人のうちの1人である最高神官が
全世界の権力を握ると決めた。
彼は思索した。
“司令官たちに他の軍より”強い兵器を使う術を教えたとしても
軍事的手段やファラオの軍隊を行使することでは
権力を掌握することはできない。
意識のない間抜けな奴らの軍隊に何ができよう?
金を略奪することはできるが、すでに有り余るほどある。
奴隷たちを沢山連れてくることもできるが
奴らからは良くないエネルギーが出ている。
奴隷たちからは食べ物を得るべきではない。
味も悪く有害だ。
それよりも
人々の魂を支配下に置くべきだ。
彼らのときめく愛のエネルギーを
すべて私へ向けさせなければ。
これには軍隊ではなく、科学的な思考が必要だ。
形象学こそが、目に見えない我が軍隊。
私が深く知れば知るほど、この軍隊は私に忠実になる。
大衆たちがオカルトや非現実に深くはまり込み
形象学の叡智が浅くなればなるほど
それだけより強力に私に支配されるようになるのだ”