ビジネス備忘録:12 なぜアメリカでは銃が規制されないのか。
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■先日、ラスベガスで痛ましい事件があったこと、
記憶に新しい人もいると思います。
2万人が踊り狂う音楽イベント中に、狂気に満ちた犯人が
高層ホテルから打ち付けるように、自動小銃を乱射。
58人が死亡。500人以上が負傷した事件。
たった一人の人間が、550名以上の人間に対して、
致命的なダメージを負わせることができる。
これが、銃社会の恐ろしいところです。
■しかもアメリカでは、
この手の事件があとを絶ちません。
・前年のフロリダでは、50人が犠牲に。
・2012年の小学校では、児童を含む、26人が犠牲に。
・2007年のバージニア工科大学では、28人が犠牲に。
(負傷者を含めると、100人、200人になります)
もう、めちゃくちゃです。
■たった一人の人間が、狂うだけで、100人、200人が
人生を狂わせられる社会なのです。
いえ、遺族や、友人、関係のある人を考えると
その数は、1000人、2000人となるでしょう。
権力者が起こす戦争ではなく、権力がない
民間人でも、このような影響力を持つに至っています。
■日本なら、考えられないのですが。
なぜアメリカはこの銃規制が辞められないのでしょうか?
色々とあると思いますが、一番大きな理由は
たった1つであると考えます。
それは
【銃規制が行われると経済的に困る人がたくさんいるから。】
「銃が悪いんじゃなくて、人が悪い」
とか、
「自分の身を守るため。」
とか、
「相手への抑止力」
とか、
「アメリカ人の銃を持つ権利を侵害させない」
とか、とか、
こんな「建前」ばかりですが、
自分の家族や最も大事な人が犠牲になっても、
同じこといえますか?という話。
■相手への抑止力とか、身を守るためとか
言っていますが、
ラスベガスで負傷した人達の中には
自宅に帰れば、銃がある人がいるでしょうし。
もしかしたら音楽祭に小型銃を携帯していた
人だっているかもしれません。
抑止力もくそもないですよ。
日常生活を営んでいるときに、
いきなり後ろから打たれたら
誰だってやられます。
「いやいや、俺はカバンに自動小銃を
携帯しているから大丈夫だ」
なんていったって、
背後から頭をぶち抜かれればそれで終わりです。
■強すぎる抑止力とは、
あくまでも向かい合っているときに
働くものであって、日常生活では機能しない。
どころか逆に事態を悪化させる。
これが、現状です。
■アメリカ人の中でももちろん、
銃社会に反対の立場の方の人が大勢います。
オーストラリアでは、この手の事件をうけ、
自主的に、銃を放棄したケースもあります。
では、なぜなかなか銃規制ができないのか?
次回は資本主義の実態と絡めて、
アメリカの銃社会のことを考えていきたいと思います。
皆さんの思考が深まる一助となれば幸いです。