『ジョニーは戦場へ行った』ダルトン・トランボ | アラフィフ主婦の懐かし映画をご紹介

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この映画は、戦争ものの映画の中では、私の中で深く印象に残ってる作品です


1971年製作

ダルトン・トランボ(原作・脚本・監督)

 

キャスト

ティモシー・ボトムズ

キャシー・フィールズ



戦地での残酷さや悲しさを表現している作品も多数ありますし、

戦争から帰ってきて心の傷を抱えた人の問題を扱った作品もありますが、

『ジョニーは戦場へ行った』は戦争で負傷した人物の病院での様子を描いた作品です

入院中の病院内での主人公の想い、戦争へ行く前の回想シーンなどから物語は進められていきます

 

 

主人公のジョーは敵の砲弾を受け、目、鼻、口、耳が不自由になり(触覚を除く殆どの知覚を失っている)

機能しない手足も切断されてしまい(意識を持つ生きた肉塊となってしまいます)

 

ただただ、生かされているだけのジョーは医者、看護婦との意思の疎通も難しい状態です

(医者や看護婦はジョーに意識があるのも分かっていない状態で看護しています)

ジョーはある方法で自分の意思を伝えるのですが…

ジョーが伝えたかったこととは…

 

結構重いテーマの映画です

尊厳死についても考えさせられます


戦争の悲惨さがとても伝わる内容だと思います

(原作の本は戦争の度に何度も絶版されたそうです)


 

ジョニーは戦場へ行った [DVD]



ロックの大御所メタリカの『ONE』というPVでこの映画の映像が使われています

(ネタバレ満載な内容のPVとなっています…これから映画を観る予定の方はご注意を…)

メタリカの演奏と映画の映像とあわさって鬼気迫るものがあります

 

音楽つながりで…

大好きな浅井健一さんの曲で『Johnny Hell』という戦争を扱った曲があるのですがその曲もこの映画から影響を受けているのかな…なんて思ってしまいます

(違うかもしれませんが)



 

あと、戦争ものでは、タルコフスキー監督の『僕の村は戦場だった』も印象に残っています