(ミュージカル)ミス・サイゴン
先日帝国劇場にて、ミス・サイゴンを鑑賞してきた。ベトナム戦争時の社会情勢やその渦中にある人々の悲劇、苦悩、愛を描いた作品であり多くの事を考える機会となった。世の中は複雑である。何が正しくて何が正しくないかは人の価値観に左右されることも多いのだろう。ましてや極限状態におかれた人間は正常な判断が下せないことも多いに違いない。世の中の表層的な部分にだけ目を向けて、その深いところを知らない、知ろうとしない人間には深さや凄みは無い。複雑であるが故に、世の中と真正面から向き合い進むのは疲れる。また悩 みも増える。その瞬間は苦悩の渕に沈みそうになるが、それを乗り越えるとまた、別の世界が見える。この繰り返しなのだろう。今この瞬間も、世界中の至る所で、貧困、紛争、飢饉、疫病、天災等に苦しむ人々がいる。この日本にだって多い。その現実をどこか遠いところにある問題として思考の外に置き、自分の事だけに精一杯になっていきていく人生は絶対に過ごしたくない。そのためには、その問題に押しつぶされない強い自分を創ることだ。絶対に負けない精神力を宿すことだ。今日一日を自分自身の為、世界の為に生き切ることだ。