おはようございます。
北風吹きぬく寒い朝も~
先日、村木厚子さんがNHKあさイチのプレミアムトークに出ていらした。
「障害者郵便制度悪用事件」で、逮捕・起訴され、その後、無罪が確定した元厚生労働省事務次官です。
その勾留期間は、164日にも及んだ事は有名な話です。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/190118/1.html
村木さんが、拘留中に、自分を支えてくれたのは、ご主人様と娘さん達だったのは
言うまでもありませんが・・
2冊の本を紹介していました。
1冊は絵本の「花さき山」。
ふもとの村で、誰かがやさしいことをすると、山に花がひとつ咲くというお話です。
この絵本を読むと、元気でいるって返事を書けば、花が咲くんじゃないかと思えたと・・・
2冊目は「一日一生」でした。
延暦寺の僧侶、酒井雄哉・大阿闍梨の言葉集。
千日回峰行という過酷な修行を二度も満行された酒井さんの、生きることについての言葉が収められた一冊。
村木さんは
勾留は、終わりが見えていないので、永遠にこの苦しい状況が続くという感じで、それが辛かった。
取り調べも20日間だけど、やっと1日終わった、やっと2日目が終わった、というふうに思っていた。
「一日を一生と思って生きる」
あくる日はまた別の人生、という言葉を読んだ時に、
今日を一生懸命生きることだけを考えようって思ったら、永遠に続くと思っていたところから、
今日だけがんばればいい、と頭が切り替わって……ものすごく楽になりました。と・・・
過酷な環境に居ながら、素晴らしい本に出合えたと思っても
頭を切り替えてと、やはり、並の人ではない。
凡人なら、嘘の自白をするか?半狂乱になってしまう。悟れない。
それにしても
冤罪は、誰もが、ある日突然、おとずれるかも知れない恐怖なのだと思った。
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