昨日の記事にいただいたコメントが面白かったです

 

ご本人の許可を得ましたのでここに貼らせていただきました

 

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ヤジロウの子孫。
神の御使い。
古代ユダヤの12支族の末裔。
北朝だか南朝だかの血を引く裏天皇。
一瞬で○○山の頂上にテレポーテーション。
アメリカで秘密機関に拉致されて人類の秘密文書を解読。
電池を外した携帯電話で神霊と会話。
政治家が頼る神社で、救世主としての神託を受ける。

証明のしようのないことを、よくあれだけ並べたものです。
もっとあったけど、もう忘れてしまいましたよ。

「オレは特別でありたいィィィ!!」
という彼の内面にあった強烈な欲求・欠乏感が、

彼の眼前という外側に
「特別な存在のしもべという勝ち組になりたいィィィ!!」
「私も古代ユダヤ人になって凡俗どもを見下したいィィィ!!」
という欠乏感たっぷりの信者を10年間引き寄せてきたのでしょう。
私もそのひとりでした。
ミラーワ○ルドのしょうもない実例です。

「優れた特別な『何者か』であれ」
肉親も、学校も、社会も、宗教でさえ、この圧力を再生産します。

ドラえもんののび太のおばあちゃんのように
自分の存在を無条件で認めてくれる人や場が少なくなって、

自己肯定感を養うことができずにポッカリ空いた欠乏感を抱えた人が
まんまとMにつけいられる。欠乏感が埋まったと錯覚する。
私もそのひとりでした。しょうもない

誤解しないでいただきたいのは、欠乏感を解除する自己肯定感は
「持て!」
と言われて持てるものではないということです。
 


「自己肯定感なんて、努力の結果に得られるものだ。努力が足りん!」
という人は、問題の根深さがわかっていません。

自己肯定感が乏しい人の多くは、本能的に穴を埋めようとして
陰に陽に努力を重ね続けて生きています。
力尽きて、鬱病になる人がいるほどに。

自己肯定感を養い損ねた背景は、人それぞれです。
「努力しろ!」
の罵倒や、ましてや
「あっそうなん」
の寝言で解消するはずがありません。
オーダーメイド感覚で向き合うしかないのです。

それを「一瞬で解決」という甘言で釣るのは、苦痛に悶える人に
純度の低い○薬を与えるようなもの。
傷が癒えるわけではないから、痛みが出るたび
「もっともっと」
と回数と量が増え、さらに高純度で高額の○薬にスライドさせる。
しかし、もちろん治らない。
やがて、自分が売人になったりする。

その入口が、R氏の肉声による
「一度でいいから、自分にOKを出せ!」
という決まり文句でした。
自己肯定感が乏しい人、欠乏感の持ち主は、
ビビビっと反応してしまったのです。

「特別な何者かでなければ」
という強迫観念がこの世に存在し、強化される限り、
Mに限らず新興宗教やセミナー商法にハマる人は
後を絶たないことでしょう。

そして、残念ながらそれを予防したり解くためのメソッドは
広く普及していないのが現状です。