千葉県は、南の方角が太平洋に面する海岸で、街明かりが届かない場所なら、天の川を見る事が出来ます。そんな天の川スポットを巡って来ました。
勝手ながら、私が良かったと思った順、10位から1位まで紹介していきます。それでは、どうぞ。 ※写真は新しく撮影したもの、及び、アメブロ未発表のものを使用しています。


【第10位】 ?祠(南房総市)
【風景】 ★★★★★ 天の川と、岩礁の赤い鳥居。
【光害】 ★★★★ 街灯などの光あり、以下の写真の通り、岩礁が照らされてしまう。
【利便】 ★★★★ 駐車場なし。トイレ、自販機はないが、近くの野島崎に行けばある。



ここは、光害だけでなく、地形から、撮影の構図に制約も多い。


それでも、天の川と鳥居が撮れる希少な場所。他の人は、どの様に撮るのだろうか、見てみたい。誰か撮ってみてください。



【第9位】 漁港食堂だいぼ駐車場(館山市)
【風景】★★★★ ①天の川と愛車と海を一つの構図に。②天の川と磯と海。潮だまりでリフレクションも狙える。
【光害】★★★★★  車の撮影はトイレの外照明に苦慮した。磯は問題なし。
【利便】★★★★★ 食堂の営業時間外でも、24H、駐車場とトイレを開放してくれている。自販機もあり。土日祝は、食堂がAM8~10時に朝食営業してくれるので、車中泊の後、食べてから帰ることが出来る。(HP要確認 漁港食堂だいぼ



蒸し暑い、もわっとした夏の夜空の「天の川」と、コペン。



【第8位】 白浜町スポーツ公園駐車場(南房総市)
【風景】★★★★ ①天の川、愛車、ヤシの木(まだ小さいので、あまり絵にならない。)、海を一つの構図に。②ビーチから撮る天の川。
【光害】★★★★★ 道路に1本の街灯ある。私は車の撮影時に、スポットライトとして、逆に利用した。ビーチから天の川を撮影するには問題なし。
【利便】★★★★★ 星が綺麗に見えるビーチ沿いなので、流星群など天体イベント時には、車中泊やキャンプに来る人が多い。マイナスポイントは、下図の通りトイレが遠い。買い物は1.3㎞先のコンビニ。



なんちゃってハワイ。この一言に全てを込めて。



【第7位】 渚弁財天祠(南房総市)
【風景】★★★★★ 天の川と、岩礁の赤い鳥居を一つの構図に。
【光害】★★★★ ここは、明るくて、天の川の撮影に不向きだが、良い構図になるので、光害を克服すればいい写真になる。誰か、挑戦してみてください。
【利便】★★★★★ 駐車場なし。トイレ、自販機はないが、近くの野島崎に行けばある。



神様が宿った岩から、立ち上る天の川。う~ん。明る過ぎる。誰か、撮ってみてください。



【第6位】 根本海水浴場(南房総市)
【風景】★★★★★ ①天の川と、ビーチに立つ電柱の列。 ②天の川と、岩礁。
【光害】★★★★★ 公衆トイレの照明から離れれば、夜の闇。
【利便】★★★★★ 自販機なし。公衆トイレあり(駐車3台分あり)。海水浴シーズン外は有料駐車場が閉鎖。



天の川と、ビーチに立つ電柱の列。


御神根島に続くビーチの道。この島は、小さな岩礁の集まりで、干潮時に現れます。



【第5位】 江見太夫崎(鴨川市)
【風景】★★★★ ①天の川と、廃墟(漁師小屋)。 ②天の川と岩礁、出来れば、潮だまりのリフレクション。※私は、行く度に、潮だまりが外海と繋がっていて、水面が揺らいでしまい、リフレクションは撮れませんでした。
【光害】★★★★ 街灯から離れれば夜の闇。
【利便】★★★★★ 自販機あり。道の駅に駐車可。トイレもあり。



天の川と、廃墟(漁師小屋)。床が抜けて海になっていました。リフォームすれば素敵な家になるかも。(笑)


天の川と岩礁。プラネット感が出ています。



【第4位】 塩浦海水浴場(南房総市)
【風景】★★★★ ①天の川と愛車。※下図の、もう一つの駐車場で撮影したが、海水浴シーズン中は、毎日、営業終了後に閉まる。シーズンオフについては、6月は入れたが、いつ閉まるのかは分からない。 ②天の川を、潮だまりでリフレクション。
【光害】★★★★ 街灯の影響あり。リフレクションの撮影で、シャッタースピードを下げると白っぽい空になってしまった。
【利便】★★★★ トイレ、駐車場あり。自販機なし。



天の川とコペン。


ここは、ミルキーウェイのインターチェンジ。


天の川、潮だまりでリフレクション。ここの潮だまりは、探せば、外海と繋がっていないものがあり、凪の状態で撮影出来る。ただ、ちょっと明るいので難しい。工夫出来れば、映える絵になるはず。誰か撮ってみてください。



【第3位】 長崎鼻一ノ島照射灯(銚子市)
【風景】★★★★★ 照射灯は、漁船が座礁するのを予防するため、一つの危険な岩礁を照らし続ける施設。遠くに光を照射するためビームに見える。天の川と一緒の構図で撮ると、映える写真が撮れる。
【光害】★★★★★ 照射灯は収束した光のため、思ったより影響は少ない。光線越しに天の川が撮れる。
【利便】★★★★★ トイレ、駐車場なし。自販機あり。千葉県の最果ての地であり、交通アクセスが悪い。ひたすら遠く、安易に行けない。また、空気が読める人なら、現地ですぐ気が付くが、観光地ではないため、ウエルカムな雰囲気でない。もし、これが南房総市にあれば、大人気な観光スポットになり得ただろう。



天の川とビームの風景。



【第2位】 大波月海岸(御宿町)
【風景】★★★★  天の川、ロウソク岩、海を一つにした構図が人気。ただし、ロウソク岩の方角が南東なので、シーズン、時間によっては、天の川が構図に絡まない。天の川の位置を下調べをしていかないと空戻り。
【光害】★★★★★ 切り立った崖が街の光をシャフトアウト。最も暗く、天の川撮影に最適な場所。
【利便】★★★★ 駐車場あり。自販機、トイレなし。山道に水溜まりがあり長靴が望ましい。駐車場でイノシシの親子を目撃したことがある。明るい懐中電灯がないと怖い。



天の川と、ロウソク岩と、海。


【第1位】 野島崎(南房総市)
【風景】★★★★★ 天の川と千葉県最南端の岩礁にある白いベンチ。県で人気No.1。
【光害】★★★★★ 灯台が出す光と、灯台自身のライトアップにより、ちょっと明るい。
【利便】★★★★★ 駐車場、トイレ、自販機あり。ここは観光客ウエルカムなリゾート。



平日でも、この人気。闇の中に沢山のカメラマンが息をひそめています。ここは、他のカメラマンのカメラに映り込まない様に気を使います。なので、思った場所で撮影出来ません。そのため、画一的な作品になりがちです。
ブーイングが聞こえました。なんと、白いベンチに1人が座って、ライトを振っています?(下の写真) 自撮りをしているのでしょうか? この空気で、こんな事が出来るとは、相当なメンタルです。カメラマンの中には、タイムラプスで撮っている方もいたでしょう。だとすると台無しです。だいたいベンチは、家族や恋人など、距離感が近い人同士で座るもの、1人で座って自撮りとは? 痛々しくてキモイ絵にしかならない。最悪のセンス。


天の川に迫る、白いベンチ。ロマンチックです。



あとがき
当ブログに天の川の記事があります。ご参考に、どうぞ見て行ってください。
天の川を撮ってみませんか : 天の川撮影の基礎知識を簡単に書きました。
天の川と、光線の夜空(千葉県銚子市) : 【第3位】 長崎鼻一ノ島照射灯(銚子市)の詳細です。

 

今回の記事で、不採用にした「天の川スポット」。あくまで、私個人の経験による感想です。
 

●釣ヶ崎海岸広場の鳥居(一宮町) : 鳥居の方角が東東北を向いていて、南東~南西に出る天の川(中心部)と絡めるには無理があった。
●夫婦岩(いすみ市) : 夫婦岩がある海岸。方角が東を向いていて、南東~南西に出る天の川(中心部)と絡めるには無理があった。
●鵜原海水浴場の白い鳥居(勝浦市) : 明る過ぎて、白い鳥居が反射光で光ってしまった。
●鵜原理想郷 毛戸浦(勝浦市) : 漁船向けの、緑色のライトの光害が酷かった。
●九十九谷展望公園(君津市) : 標高330mの駐車場。ゴルフ場のナイター営業による照明と思われる強力な光源あり。光害が酷かった。

 

お付き合い、ありがとうございました。それでは、また今度。