NHKのEテレ「みんなで応援!リオパラリンピック」(9月9~20日・後8時)のメインパーソナリティーを務める人気グループ・V6の三宅健(37)の手話に称賛の声があがっている。



 握手会で聴覚障害のある女性ファンに手話で話しかけられた際、何も答えられなかったことをきっかけに、10年ほど前から手話を勉強するようになった三宅。2014年からは同局「みんなの手話」に出演することになり、さらに手話の勉強に力を入れ始めた。

 16日に放送された「みんなで応援!リオパラリンピック」では、車いすテニスの女子シングルスで銅メダルを獲得した上地結衣(22)=エイベックス=や、陸上女子400メートル(T47)で銅メダルの辻沙絵(21)=日体大=、競泳男子100メートル自由形(視覚障害S11)で銅の木村敬一(26)=東京ガス=の活躍などを、声を出しながら同時に手話で紹介。自ら競技を体験した経験をジェスチャーを交えて話し、手話キャスターの早瀬憲太郎と貴田みどりとも手話でスムーズに会話し、アイドルらしい笑顔で番組を進行した。

 SNSには「たまたまパラリンピックの番組みてたら三宅くんが手話しててびっくりした。全然知らなかった。ファンのために習ったなんて凄いな」「三宅くん、すごいな。手話の番組やってるのは知ってたけど、こんなに凄いとは」「手話、少し習ったことあるけど、自分が表現するのもだけど、相手の手話を読み取るのが大変」「Eテレのパラリンピックの番組見てるけど、三宅健の手話がとても綺麗。アイドルとは思えないかも」など、番組を見て視聴者のつぶやきが並んだ。

 三宅の手話については、自身のラジオ番組bayfm「三宅健のラヂオ」(月曜・深夜0時)の12日の放送でも、リスナーから届いた「友人が三宅君の手話を見て、アイドルなのにすごい!と感動して手話通訳士という夢を持ちました。アドバイスをお願いできないでしょうか」というメールが紹介された。それを読んだ三宅は「すごいね、手話通訳士だって。国家試験ですよ。政見放送にも映ってる方だったり、国会の中継でも小窓に出てくる役割を担うって事ですよ。同時ですからね。相当難しいですよ」と感嘆。自身について「10年ぐらい前になりますけど、3年間、区の講習会に通って手話を週1回の勉強で学びましたけど、そんなに簡単に習得できるものじゃなくて、多少単語をしゃべれるようになったぐらいのレベルでした」と話し、その後、Eテレの「みんなの手話」のナビゲーターの仕事が決まったのを機に手話の勉強を再開したと語った。そして、「どれだけ単語を知ってるかってのが重要なので、とにかく単語を覚えるのが一番じゃないですかね。知らない単語は読み取れないので」などと具体的なアドバイスを送るなどしていた。
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