過食嘔吐に見られる症状は、食べ吐きだけではありません。

嘔吐によって併発する症状として、低カリウム症・唾液腺の腫れ・顔のむくみ・歯のエナメル質侵食・喉、胃、腹部の痛み・目の血管の内出血・肌荒れ・集中力、体力の低下・月経不順…等々目に見えないものから見えるものまで、実に様々な症状が出てくるのです。

特に、目の血管の充血と肌荒れは乙女として非常に痛い><汗外からどんなケアをしても徒労に終わります;

そして無視できないのが、莫大な食費による家計の圧迫。

これは生活にダイレクトに響くのでダメージが大きいです。チラシチェックして買い物しても一度の食べ吐きでパア…なんてことは日常茶飯事;

兼業主婦としてだめだめですしょぼん



でも、何よりもこの病気が厄介だといわれる所以は、本人と周りの精神的な負担が大きいことじゃないかと思います。

食べ物を吐く行為が最低だということは、本人が一番わかっているから。

それでもやめられないから、苦しいのです。

そして、食べ物を吐くという常識的に見て異常な行動を隠そうとします。

過食嘔吐は、徹底的に吐かない限り、拒食症や嘔吐なしの過食症のように目に見えて体型が変化するわけではないので、症状が深刻になるまで周りも気が付きません。

このことは、この病気の治療を難しくさせている一因だと言われています。



私も、家族とごく少数の友人以外に病気の話はしていません。ぺらぺら話す必要もないけれど、やっぱり恥ずかしいことをしているから知られたくない、というのが本音。

入院や通院で出会った同じ病気の子達も、そこは同じで、中には家族にすら言っていない子もいました。

大学の医務室でも、相談に来る学生が増えているとのこと。

もしかしたら、あなたの周りにもいるかもしれません。

理解は出来なくても、どうか非難だけはしないであげてね。十分苦しんでいるはずだから。


ご存知の方も多いと思いますが、過食嘔吐について少し説明しましょう。


過食嘔吐は、字の如く食べ過ぎて吐いてしまう病気です。

ストレス発散のため、嫌なことを紛らわすため、単純に空腹で、と過食のきっかけは人それぞれだけど、食べた後に吐くという点は同じです。

思い切り食べても、吐くのでいつも胃は空っぽ。当然お腹が空きます。

だから、また食べる。

食べてしまった罪悪感、肥満への恐怖など、精神的な強迫観念が沸き起こって耐えられずに、吐く。

吐ききれない分を補うために下剤を使用する人もいます。

繰り返していくと、胃が拡張して普通の食事量が分からなくなります。

食事の量が分からないなんて馬鹿みたいだけど、満腹中枢が麻痺することによって起こる現象だそうです。

「ぱんぱん」というオノマトペがぴったりなくらい食べ物を詰め込んで吐くことを繰り返すのだから、感覚も狂って当然だと思うけど;

ともかく、麻痺してくると誰かと一緒なら相手の食事量を目安にできますが、一人のときは、あー食べ過ぎたかも!吐かなきゃ!となってきます。(私の場合)

食べても吐けばいいから食べちゃえ!という思考ケースもよくあります;(私の場合特に;)

そして、吐いた後にくる猛烈な飢餓感に負ける。

こうして、食べる→吐く→食べる…エンドレスの無限ループに陥ってしまうわけです。

私は、摂食障害です。

なかでも厄介だといわれる、自己誘発性嘔吐を伴う過食症です。

過食嘔吐ってやつ。


最近は鬱やパニック障害などに悩む人が増え、心の病気に対する世間の理解が以前より得られやすくなってきたと思います。

でも、過食症ときたらどう?

単に自制心がないのでは?意地汚いだけじゃん?と思われる人の方が多いんじゃないかな、と思います。

さらに過食嘔吐ときたら、食べ物を粗末にして病気だなんて何言ってんだ?と思われるでしょう。

私もこの病気になる三年前なら、きっと同じように思ってた。

でもね、断続的に襲ってくる飢餓感は本当に途方もなくて、俗な人間(私)には耐えられるものじゃあないのです。

麻薬のフラッシュバックみたいなものかもね。(やったことないけど、最近LOSTのジャンキーチャーリーに、苛立ちながらも共感しまくりデス;;)

だがしかし!耐えられないからといって、このまま続けたいわけではもちろんありません。

できることならすぐやめたい。

自分のため、彼のため、ひいては世界のために!キラキラしていられる女になりたいんです。



ここでは、過食嘔吐の症状を紹介しつつ、自らを立て直すための目標の宣言&宣言の実行度、過食したものの記録をしていこうと思います。