イスラム教 | るるるんのブログ/ソウルインスピレーションアート・サンキャッチャー作家

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あることがきっかけで、パステル和みアートの世界にはまり、そこから興味の赴くまま、マヤ暦インストラクターなどの未知の世界の探求に向かう。本来の自分を取り戻せば、自ずと人生は良くなることに気づく。精神面や役立つ情報等を発信しています。


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本来の自分を知り、生まれた意味を知るきっかけを与え、あなたの未来を一緒に切り拓いていきたい、るるるんです。


宗教に性差別、ジェンダー差別はあるのか、というテーマで書こうかと思って、今回はイスラム教の性差別について書いてみたいと思います。
 イスラム教における伝統的な女性観は、かなりの男尊女卑です。

イスラム教の国の女性が黒いマントのような服を着て、顔や髪も隠している姿をテレビなどで観られることがあると思いますが、あれはイスラム教義の聖典であるコーランに、

女性の体を隠さなければならない。スタイルがくっきり目立つような服を着てはいけない、
顔も髪も夫以外の男性には見せてはいけない

と書かれているからです。
コーランはイスラム教の人にとっては、神からの啓示ですから絶対服従します。
そのコーランには、
あなた方の家に静かにしてとどまり、イスラム教以前の時代のように派手な出で立ちをしてはならない
外出する際は、女性は男性と一緒に行かなければいけない

とも書いてあります。
この女は家にいろというイスラム教義のために、イスラム社会では女性の職業の選択肢はきわめて狭く、1人で映画を観に行くこともできず、病院にさえもなかなか行けないケースもあります。
外出する際も、ヒジャーブやニカーブで髪や顔を覆い隠すだけでは不十分で、それに加えて身体の線が出ない長衣をまとい、そして男性親族に付き添われて、それで初めて尊厳のある存在とみなされます。
コーランには預言者よ。あなたの妻、娘たち、また信者の女たちにも長衣をまとうように言え。そうすれば、尊厳のある信者だと知られ、罵倒されずに済むであろう、ともあるので、イスラム教の敬虔な女性として扱われるのはかなり大変です。
また、ムハンマドの言行録ハディースにも、
神と終末の日を信ずる女は、男性親族の付き添いなしに旅をすることは許されない、とあります。
これらのコーランやハディースの記述は逆に言えば、イスラム教の国で、外国人女性が一人で歩くこと、身体のスタイルが強調された服を着る事は、尊厳のある女性とは見られないことを意味し、事実、イスラム教の国を旅行する外国人が一人で歩いていると、ひどい言葉を投げつけられたりもすることも頻繁にあり、多くの旅行者が面食らうそうです。
今日、ドイツやノルウェーなどのヨーロッパでは、シリアからの移民を受け入れていますが、その移民がドイツでの生活を始めるにあたって
女性はどんな服装をしていたとしても勝手に触ってはいけません。女性が肌を露出させた服を着ているからといってレイプしていいということではありません。
という教育が行われる事例が見受けられます。
イスラム教の男性にとってはそういう女性は尊厳な扱いをしなくていいという、女性蔑視の思想、行動があり、そこからまず移民には教育しなければならないとの対策です。
しかしそれは欧米の価値観であり、シリアの移民にとっては文化や思想の押し付けと聞こえるかもしれません。
イスラム教の人にとっては、コーランとハディースの二つがもう絶対守らねばならない絶対の規範であり、
まさにイスラームとは、神に服従するという意味なのですから。
コーランには家庭内暴力を神が認めているという記述もあります。
逆らう心配のある女たちにはよく説諭し、寝床に放置し、また打ってもよい
世界の方向としては、性差別、ジェンダー差別に厳しい目が向けられ、女性の社会進出も著しいものがありますが、一方でこういうイスラム教の思想により、抑圧されている女性が今なお世界にはたくさんいることを私たちは知らねばならないと思うのです。

 今日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました😊