27歳の隼人はサラリーマン歴5年食品会社の営業です。

勤務地は新橋、家は「青葉台」でおんぼろアパート9年間大学時代からずっと住んでます。

 

今日は日曜日、隣に住んでいるおばさんのTVの音がいつものようにこちらまで聞こえてきてます。

いつものことだから気にはなりませんが、今日はなんとなく虚しさを感じてます。

 

部屋でユーチューブを観たりしてダラダラ過ごしていると渋谷のスクランブル交差点が映像に流れ、なんとなく懐かしを感じました。

 

そう言えば、高校1年の時に初めて渋谷に遊びにきたことを思い出しました、たぶん少年二人と少女二人だったように思います。

隼人はその時に一緒に遊びに来た「アりス」とう子が好きで人生初のデートだったような気がしてます。

 

隼人の実家は埼玉で電車で2時間をかけ、胸をワクワクさせながら渋谷の街をウロウロして帰宅前にみんなでマックをしてた時に、「渋谷ってなんか凄いねー」とか「将来は渋谷で働きたいな~」とか言ってたことを思い、あの頃は夢があった事を思い出しました。

当時の隼人はゲームのプログラマーになるのが夢で希望に満ち溢れていましたが今の状況はどうだろう?

毎日7時に起きます、出社、各クライアントにお世辞を言い、愛想(笑)を浮かべて一日が終わり9時頃には7年住んでいるぼろアパートに帰宅、して、インスタントの夕食を食べながら隣の部屋のおばさんのTVの音を聞いて毎日過ごしているだけ、ただただ毎日を人生の消化試合のように過ごしています。

 

27歳、サラリーマン歴5年、食品会社営業、隼人は思いました、「渋谷に行こうーー」

久しぶりに渋谷に着きましたが何の目的なくウロウロしてると道玄坂をさっそうと歩いているキャリアスーツ女性が目に入りました。

すれ違いざまに顔を見ると「アリス」ではないか、高校時に好きだった子です。

アリスはバリバリのビジネスマンと仕事の話をしながら去っていきました。

 

高校の時に来た渋谷でみんなで話た夢をアリスは現実にしたんだな~

オレはどうだろう?

毎日の決まったルーティンで過ごしていた俺は何だろう?昔は夢をもって毎日を過ごしていたのに今は何の夢もない、、、、

帰宅し、いつものように隣おばさんのTVの音を聞きながら隼人は気づきました。

夢をもって生きようと、、