率直な意見。 -6ページ目

率直な意見。

個人の立場で個人の意見を。

日本は中国村の中で一番外れの家だ。逆側の外れにはイスラム村やインド村などがあって、どっちに属しているかわからない家もある。だが日本は中国村にだけ属していて、でも一番外れなので、他の家とは付き合いたい時にしか付き合わない。
中国村の村長は中国という家で、昔は文武、科学に秀でて尊敬されていた。日本は学ぶべきものがある時にだけ学びに行き、時々村の中での序列を確認していた。日本にも文化が定着して、中国の家が乱れてからは、本当に必要な時にしか行かないようになったので、それ以降は自分たちが中国村に属していることをほとんど思い出さなかったが、家で使う教科書は全部中国にもらったものなので、自分たちが中国に学んでいることはずっと理解していた。
日本は何度目かの鎖国をしている間に、中国が西洋に乗っ取られかけていることを知った。それどころか、中国村のほとんどの家が乗っ取られ、住民は奴隷にされていた。このままでは日本も危ないと、様々な技術や制度を西洋から学んで、何とか対抗できるようになった。中国の家の隣で中国に隷属してあばら家に住んでいた朝鮮がロシアの奴隷になりかけていたので、何度も自立させようと試みたが失敗し、仕方なく分家扱いにして奴隷にされるのを防いだ。朝鮮の家は日本との間にあって、ロシアが彼らを奴隷にすると日本も無事では済まないからだ。 
西洋ではない家が自立しているのが許せない人達が、絶えず無理難題を吹っかけて来たが、日本はそのたびに払いのけてきた。中国の家は乗っ取られずに何とかやっていたが、中国の家にはならず者が育っていて、彼が中国の家の家紋が入った服で変装し、日本の家に火を掛けた。日本に中国を襲わせようとしたのだ。
日本は取り合わなかったが、ならず者はさらに離れの一家を皆殺しにした。日本はついに怒って中国の家と喧嘩を始めた。
西洋村の中にアメリカという離れの家があり、この家は昔、うちの家は孤立したい、と言ってからずっと深い付き合いをどの家ともして来なかった。だがこの村の当主がどうしても日本の家と喧嘩をしたかった。そこで無理難題の中でも絶対に無理な難題を吹っかけて日本を怒らせようとした。何度もその難題を引っ込めて欲しいと日本は頼んだがアメリカの家は突っぱね、ついに喧嘩が起こった。
日本は中国ともアメリカとも喧嘩をしなくてはいけなくなり、ついに疲れて降参した。アメリカは日本の家に乗り込み、平和に対する罪、という汚名を着せて日本の家の人を殺した。
中国は日本が中国の家に置いていった財産を放棄するなら賠償請求をしないと言ったが、日本が置いていった財産は賠償請求出来そうな額をはるかに超えていた。
中国の家は日本との喧嘩が終わっても、家の中でならず者と争っていたが、結局ならず者が勝ち、元の中国の家のものは離れに逃げた。ならず者はしばらく家の中で威張っていたが、頭のいい住民が大事な仕事をしていたのが許せず、頭のいい住民を皆殺しにした。大事な仕事はならず者の手下が独占したが仕事は出来ず、家の中がメチャクチャになってしまったので、仕事をするのではなく、日本の家は敵だ、奴らを殴れ、奴らは鬼だ、と煽り、家の不満をごまかしている。
日本の家は古い教訓が全て中国のもので、教養の大半も中国の家から学んでいることを知っており、中国の家の問題に心を痛めている。

早くならず者が追い出されることを願っている。