沖縄製図試験の合格発表まで

あと33日!




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沖縄製図試験検証会開催中!


ネット上で沖縄製図試験の検証会を

無料で実施しています(2月28日で終了)


沖縄製図試験の再現図と記述を
ネット上にアップ
提出された方だけが見られる
掲示板を用意しましたので


沖縄製図試験で感じた
疑問等を書き込むと

私以外に信頼出来る講師の方に
答えて貰えます!



提出された図面や記述を
参加された方々だけが見られる
クラウドに貼っていきます


申し込み時に受験番号を
伺いますので

合格発表後には
合格した図面や記述には
合格の表記を行い


どのような図面や記述が
合格していくのか検証すること
 が


この沖縄製図試験検証会の趣旨です


検証なくして
一級建築士製図試験の合格は難しい
 と
言われています


しかも


沖縄の製図試験は
受験者数も合格者数も少ないため


より 合否基準が明確に見えてくる と
予想出来ます!


沖縄の受験生の皆さんこの 超貴重な検証会に
ぜひ 参加下さい!!


もうすでに 早い方は提出を済まされ
図面や記述のアップは始まっています!


参加希望の方は


○ハンドルネーム(ニックネーム)
○受験番号(未受験の方は未受験と記入下さい)
○メールアドレス
(記述の白紙を送る際に支障になるので
携帯ではなくPCのアドレスがベタ-です)


をこのアドレスにお送り下さい

pipachi_isigaki☆yahoo.co.jp
(☆マークを@に変えて下さい)


合格発表の後に結果を見てから検証しよう、

と考えている そこのあなた!



合格発表後に確実な検証が出来るとお思いですか?



合格ならばそのまま放置、

不合格ならば 放心状態になるので

そんな中で

確実に検証出来る精神力のある方はまれですよ。。。^^;




学科の時の私がそうでした。

合格したいのならば 

合格発表前の 
気が張っている今、シッカリと検証するべきです



検証会は


2月28日で終了 しますよー!




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こんにちは ピパーチです



先週の日曜日は 

試験が終わって初めての日曜だったので



沖縄の古民家が数軒 移築されている

やいま村 へ行ってきました



大きな目的は 

敷地内で放し飼いになっているリスザルを

娘に見せることでしたが



私は 古民家を見るのを楽しみにしていました



沖縄本島と石垣島を含む八重山諸島の古民家に

違いがあるのかどうか 興味がありました



大きく見れば あまり違いはなかったのですが^^;

小さいところでは欄間のデザインが変わっていたり

珍しい北入りの古民家があったくらいでした。。。



典型的な 沖縄の古民家は

南面を長辺とした長方形で ゾーン分けがハッキリと

区別されている形をしています。。。






日当たりが良く 風の入る南面に

リビングにあたる 一番座・二番座・三番座を大きくとり

そこに入る強烈な日射を和らげるために 廊下を配し


西日が差す面には水回りを置いて

家人が作業をしたり就寝するための居室は北面です



これは


沖縄の家相に基づいて 

各部屋が配置されているためなのですが

暮らしやすく 非常に理にかなった配置です



家相の考え方は 

現代でも 一部、引き継がれています


沖縄の家相
http://www.hisatomo-p.com/column/125.html

(久友さんのHPの図が解りやすかったので拝借m(_ _)m)



寝ている赤ちゃんの口・頭・おしりなどを

建物の各部分になぞらえ


玄関は口、おしりは便所 など

部屋の各部分にはその部屋の役割のようなものがあるから

適所に配置しなければ 良くないことが起こる、

というものです(信じるかどうかは人によります)



良くないことが起こる、かどうかは別として

この配置には 方位を利用して快適に暮らせるよう工夫した

先人の知恵を感じます。。。






門から 入ると まず

魔除けの目的で設置されている「ひんぷん」が

目に入ります



マジムン(魔物)は真っ直ぐにしか進めないから

ここに壁を立てて 入れないようにしてしまう、

というものです

(あの 「キョンシー」を思い出して下さい)



建物の南東面には座敷、南西面には水場があるから

男性は右側から入って座敷へ

女性は左側から入って水場へ、という入り方があり



男尊女卑( ̄Д ̄;;!?



と思いつつも

(主に女性が炊事をすると考えれば)

合理的な動線に納得です。。。






南東面には座敷






南西面には水場。




沖縄の古民家には 玄関というものがありません。


(後に 南東に玄関を置くようになっていきます

この家の場合は 古民家には珍しく玄関があります)



誰でも、自由に出入りできるような

風が吹き抜ける、オープンな空間なんです。



近所の方が フラッとやって来て





アマハジで 腰掛けて ゆんたく(おしゃべり)していく

という 光景が 目に浮かぶようです



この アマハジ空間は 雨除けはもちろん

廊下の外部に設けることで

強烈な日射を和らげる効果がありますね



10月の製図試験の標準解答例では

2案ともピロティが設けられていました


車椅子駐車場からエントランスへの動線に

配慮して設けられたものだと思いますが

出入口にこのような空間があると 

より快適で 豊かな空間になりますね(^^)





なんと 束石は サンゴ。

こういうところが 離島らしい。




室内を見てみると



東側には 

床の間のある 一番座が配置されており


裏座への通路として 東側の廊下と

床の間横の通路があります






座敷は 二番座、三番座 と続いています


このパブリックな部分は

製図試験で言えば 「利用者空間」ですね




沖縄の民家で一番重要な 仏壇は

家の中心にあたる 二番座にあります



仏壇は南面に向けるものですが

それが無理ならば東面でも良いとされています



製図試験で言えば「景観に配慮」する

一番重要なメインの部分、でしょうか^^;





三番座の横(西面)には 水回りが設けられていて

ここで炊事をします


製図試験で言えば レストランの厨房です^^;


ちゃんと 専用の搬入口や動線があります





北面には 家人の居室(裏座)があり

そこから西面に向かうと座敷を通らずに水場へ行けます


製図試験でいえば 管理ゾーン、でしょうか^^;



パブリック空間(南の座敷)への連絡として

廊下の他に通路があります







(昔は 便所は屋敷とは別に 設けてありました)



こうして 見てみると


住宅は 方位を考えて部屋を配置し

製図試験では方位よりも

利便性や条件に合わせて部屋を配置する、

というのはありますが


なんと ゾーン分けの 似ていることか( ̄□ ̄;)!!。


一番良い場所に パブリックゾーンを置き

その裏に プライベートゾーンを配置して

パブリックゾーンとの出入口を数箇所作ることで

利便性に配慮しています



パブリックゾーンとプライベートゾーンの

両方から使いやすい場所水場を配置して 

給仕・家事(サービス)がしやすいよう

配慮しています



南の廊下から東の廊下を通り 北の居室を通り

そこから水場に下りたり

座敷に回ったり、と


家の中を回遊出来る配置です



さぞかし 涼しく 開放的な 心地良い生活が

出来たことでしょう。。。

(虫は入ってくると思いますが^^;)



製図試験を終えた後で

古民家を訪れると その動線計画の上手さに

改めて 感服しましたよ。。。(^▽^;)


現代で このような住宅を新築するのは

防犯面や敷地面で難しいと思いますが


沖縄で暮らすには 

亜熱帯の気候を考慮した 

オープンな空間で風が通り抜けるこのような住宅が

一番 エコで 使いやすいのでしょう



夏に 1週間くらい 

古民家で過ごしてみたいものです。。。



(おまけ)



すりざる。。。





ではなくて





リスザルに大喜びの娘。


私の 頭や手にも乗ってきましたが


軽くて 毛がフワフワしていて 

本当に 可愛かったです(≧▽≦)



サルというより 子猫のようでした(^^)




※古民家の写真は 説明しやすくするために

数軒の家の写真を使っています^^;