おはようございます ピパーチです
引き続き 「構造・施工のポイント集」を使って
復習中ですが
SRC造の累加の問題は
「一般化累加強度式」と「単純累加強度式」の
どちらが大きかったっけ? とか
どちらが「SとRCの片方がNやMを全て負担」するんだった?
と混乱する場合もあるので
過去問を見ながら考えてみました。。。
構造コード20153
鉄骨鉄筋コンクリート構造の大梁の終局せん断強度を,
鉄骨部分と鉄筋コンクリート部分のそれぞれについて
計算した終局せん断強度の和とした.
→マル
これは 終局せん断力強度を出す場合
SとRCを累加しますよ、ということですが
こういう問題の場合は
「許容応力度」を出す場合と混乱しそうになります。。。
(解説)
通常の鉄骨鉄筋コンクリート部材では
鉄骨とコンクリートの付着強度はきわめて小さいので,
部材に大きいせん断力が繰り返して作用した場合には,
鉄骨部材と鉄筋コンクリート部材は別々になり,
それぞれが曲げとせん断に抵抗する.
鉄骨部も鉄筋コンクリート部も曲げ破壊となる場合は,
鉄骨鉄筋コンクリート部材は「曲げ破壊」と見なすが,
鉄骨部材と鉄筋コンクリート部材の
どちらかが曲げ破壊でも,
どちらかがせん断破壊となる場合,
および
鉄骨部材と鉄筋コンクリート部材の
両方がせん断破壊となる場合は,
鉄骨鉄筋コンクリート部材は「せん断破壊」と見なす.
よって,部材の終局せん断耐力は,
鉄骨部分と鉄筋コンクリート部分のそれぞれの
「曲げで決まる耐力」と
「せん断で決まる耐力」の
いずれか「小さい方」の耐力の和として求める.
ただし,
許容せん断力は,
それぞれの和とすることはできない.
すなわち,
鉄骨部分と鉄筋コンクリート部分の許容せん断力が,
それぞれの設計用せん断力を
上回るように設計しなければならない.
。。。終局耐力を求める場合と許容耐力を求める場合を
混同してはいけないんですね!
ここで もう一度復習です^^;
( ポイント集・ハシテックさんのコラム・ネットで調べて
まとめたものです)
。。。。。。。。。。。。。。。。
許容応力度とは:許容出来る耐力の限界値
(JIS では「耐力」を「応力度」として定義している)
「せん断許容応力度」は弾性域なんですね
つまり 力を取り除くと まだ 元に戻る状態。
先ほどの
~鉄骨部分と鉄筋コンクリート部分の許容せん断力が,
それぞれの設計用せん断力を
上回るように設計しなければならない.~
という表記で考えると
まだ 梁が元に戻れる状態で
力に抵抗している状態。
壊れるまい、と
SとRCのそれぞれの耐力で
頑張っている状態です
その時の
「許容せん断力」=せん断力に対する許容耐力が
SとRCそれぞれの設計用せん断耐力より
大きくなるようにしなければいけません。。。
けれども 軸力や曲げモーメントを出す場合は
Sの耐力とRCの耐力を足します(一般累加強度式)
せん断力を受けた時と違って
SとRCが一体となって抵抗するので
SとRCの耐力を足して
それを軸力や曲げモーメントに対する強度とします
。。。。。。。。。。。
終局強度とは :
断面あるいは部材の最大強度(抵抗力)の総称
。。。「終局」とは 人間でいえば「ご臨終」、
すなわち「死亡」を意味します。。。
塑性変形状態(もうすでに壊れている状態)で
臨終間際のSRC造は
軸力や曲げモーメントに対しても
せん断力に対しても
SとRCのそれぞれ 曲げで決まる耐力と
せん断で決まる耐力のどちらか小さい方の耐力を
足した力が 終局強度となります
(小さい方の力としたほうが安全側の考え方なんですね)
最終的には SとRCが共同して
抵抗する、という感じでしょうか^^;
。。。「許容応力度」を出す時は まだ弾性体なんだ、
と考えながらだと 理解が出来ます
SRC造の累加の問題が簡単に解ける表は
マスターしましたが
やはり 中身も理解しておかねば。。。と思い
まとめてみました
。。。前よりは 一歩 進んだかな(^▽^;)?