こんにちは ピパーチです



「接地」とセットで覚えたい

「避雷設備」と「雷保護システム」。



セットのほうが 

(いろいろと理解が深まり)オトクです 笑。



避雷針って 高い建物(高さ20m超)に設置して

雷を誘導するものでしょ?

くらいの知識しかなかったのですが(;´▽`A``



最近は もっと複雑化していたんですねー。。。




○ 避雷針の設置



建築物の一部分だけが20mを超えた場合でも、
避雷設備で保護する必要があります。


例えば、建築物の高さが18mの場合

建物の屋上に高さ2mを超える
空調機やキュービクル式受変電設備

設置していた場合は、


設備機器の高さが20mを超えてしまうため

避雷針等によって落雷から保護しなければいけません

これは、建築基準法により

「建築設備を落雷から保護しなければならない」
ことから定められています




ここで問題。


法規コード04023


避雷設備の設置を検討する際,
屋上部分にある階段室,昇降機塔等の高さは,
建築物の高さに算入する.



避雷設備は 建築物を保護する為なので

高さの除外規定はナシ。


屋上部分にあるものならば合計20mを

超えていれば避雷設備の設置義務有り!


→答え マル





またも 法規の問題。





法規コード12093


高さ20mの建築物には,避雷設備を設けなくてもよい.



高さ20mを「超える」場合に

避雷設備が必要なので この場合は設置義務ナシ。



→答え マル



こんな場合は どうなるのか??




法規コード15104


高さ20mをこえる建築物であっても,
周囲の状況によって

安全上支障がない場合においては,
避雷設備を設けなくてもよい.



周囲の状況。。。σ(^_^;)

たぶん正解だと思うけど

根拠を説明出来ない。。。( ̄_ ̄ i)


→答え マル




(解説)


「法33条」に「避雷設備」の解説が載っており,
そこに「高さ20mを超える建築物には,
避雷設備を設けなければならない.」とあるが,
ただし書きで,「周囲の状況によって

安全上支障がない場合
においては,この限りでない.」と規定されているため



。。。そうなんですね!


周囲の状況によって安全上支障が無い場合、

というのはどういうことだろう?


と調べてみると。。。



~ 同一敷地に多数の建物を建築している場合であれば、
全て自身の資産となる建物であれば、

避雷針を共用することが可能です。
ただし、避雷設備を設けている建物を増改築・解体
するような場合で、


既存避雷針からの保護ができなくなった場合は、
それぞれの建物に避雷針を設置するなどの

対策が必要になります ~




という記述を見つけました



なるほど、

同じ敷地内の同じ所有者が持つ

他の建物の避雷針の避雷範囲に入るならば

設置しなくても良い場合があるのですね(°∀°)b !



カミナリー 雷の被害対策として


建築基準法以外に 

JIS(日本工業規格)で規定されています







大きく分けて

外部雷保護システム:外部LPS(建物外部の雷対策)

内部雷保護システム:内部LPS(建物内部の雷対策)

に分かれます



建築基準法は「国民の生命や健康を守る」法律なので

建物内を保護=電子機器類を守るための

内部雷保護システムは規定を定めていません



。。。パソコンが雷で壊れる事までは面倒はみれない、

ということですね。。。そりゃそうだ。。。(^▽^;)

※LPS

 =Earth-termination System of Lightning Protection System

  ( = 雷保護システム ) 





雷 外部雷保護システム(外部LPS)



雷が直接電気設備や機械設備に直撃する被害に対して

保護レベルを設定し レベルに応じた保護性能で



建築物内に雷撃が侵入しないように

電流を受け止めて大地に逃すためのシステム



保護レベルは Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ の4段階があり


レベルⅠが最も保護性能が高い

一般建築物ならレベルⅣ

危険物関連貯蔵施設ではレベルⅡを最低基準とする




● 受雷部システム


雷撃を受けるための部分で突針、水平導体などの

組み合わせで構成しており


3種類の受雷部システム

(保護角法・回転球体法・メッシュ法)の組み合わせで

建物が保護範囲に入るように計画する



□保護角法



□回転球体法




□メッシュ法




この3つを組み合わせて建物を保護範囲に入れますが

高さ60mを超える場合は

保護角法は使えません。。。



ちらっと 問題にもありますねー



設備コード03212


避雷設備について,突針部の保護角は,
一般に,保護する構造物が高くなるほど狭くなる



保護角法は

60m以上は使えない、というので答えはマル。


→答え マル



● 引下げ導線システム


受雷部システムが受けた雷電流を 

設置システムへ流すための部分。


原則として2条以上(2本以上)の引き下げ導線を

並列に形成する


S造、RC造、SRC造の建築物は

「構造体利用引下げ導線」として利用することが

望ましい




ああ、これは問題にありましたね!




設備コード13212


避雷設備において,
鉄骨鉄筋コンクリート造の場合には鉄骨をもって,
鉄筋コンクリート造の場合には2条以上の主鉄筋をもって,
引下げ導線に代えることができる.


引き下げ導線は2条(2本)以上。正解!


→答え マル


引き下げ導線に使う材料は??




設備コード03214


避雷設備について,引下げ導線には,
主に銅線・アルミニウム線が用いられる.


。。。あやふやだけど(-。-;) 腐食に強そうだからマル。


→答え マル



構造体についての問題もあります




設備コード03213


避雷設備について,はしご・旗ざおなど
建築物に附属した金属体は,

有効な断面があれば,
突針として使うことができる.



構造体引下げ導線とするのが望ましい、から

正解(´∀`)!


→答え マル




。。これと反対の問題もありますね





設備コード03215


避雷設備について,

鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物においては,
構造体の鉄骨を引下げ導線の代わりに

使用することはできない.



もっともらしく書いてあるけど、バツ。

引っかからないように 気をつけようー(^▽^;)


→答え バツ





雷 内部雷保護システム(建築基準法の規定なし)





● 等電位ボンディング


電流は水のように上から下に流れるので

流れにくいようにするため




電位(圧力)を均一化 = 等電位ボンディング する


( ボンディング=bonding  金属導体のつなぎ。ボンドと同じ。)


具体的には 各部分間をボンディング用導体で接続する




サージ保護装置(SPD)


避雷器ともいう。


各種機器に向けて雷サージを

大地に逃がしたり 受変電設備に設けて

電柱からの電線を伝って侵入しようとする雷サージを

大地に逃して 電路(電気回路)の安全性を確保する



建築物内の雷保護を目的とするシステム。

電力線、電話線などから侵入する

サージ(雷の影響で発生する異常高電圧)



建築物に落雷があった時の建物と配線の間に

生じる電位差などによって

電子機器類が損傷するのを防ぐ


これ 問題に出ていましたね



設備コード1721


受変電設備における避雷器は,

雷等により異常に高い電圧が電路に発生した場合,
その電流を大地に逃がして

電路の安全性を確保するためのものである.


→答え マル





。。。。。。。。


な、長かったーーー!


でも 「避雷針」しか知らなかったので(恥)、

これでお施主様にも説明が出来るくらいには

なったかな(^▽^;)?


試験には そう難しい内容は出ないですね、

この範囲。。。



基本問題を合格物語でシッカリ押さえておいて、

新問題などは ペンギンさんのブログや

メルマガを見たりする程度にしよう。。。(´∀`)



受雷部についての内容は

前にペンギンさんが書いてくれています


http://blog.livedoor.jp/ura410/archives/53107154.html




。。。。。。。。。。。。。。



ここから トレーニング



Q:雷対策については どのような設計を

  されていますか?


A:設計中の共同住宅は高さ20m以下なので

 避雷針の設置義務はありませんが

 ご心配なようでしたら避雷針設置の検討をされますか?

 住宅でしたら 

 レベルⅣ程度の保護レベルにするのが通常です。

 

 建物内部の雷対策までされますか?

 避雷器付きのコンセント等もありますが

 分電盤に避雷器を取り付けるとより安心です

 お見積致しましょうか(笑)



。。。。雷についての記述は

製図試験では出ないと思いますが。。。


せっかく学習したので 書いてみました。。。(^▽^;)