こんにちは  ピパーチです



法規と構造を 時間をかけて丁寧にやっていたのに

「環境」に関わるのは お久しぶり。。。



なので 理解度低いです。。。。(-。-;)

元々が苦手なので このへんでテコ入れしないと!




「現象」をきちんと理解しないと

ただ単に問題を解くだけでは 身につかない。

またすぐに忘れてしまうだけ、だわー。。。(ノДT)




昼勉は


○環境(音響)2日目 ○☓問題104問

   理解度88%(><;) (前回理解度81%)



○環境(日影)2日目 ○☓問題22問

   理解度78%(x_x;) (前回理解度73%)



                       でした




音響の問題をやっていて 気になったのが

「遮音」と「吸音」についての問題。



コード06063


床スラブ下に,軽量な天井を吊るすと,
重量床衝撃音の遮断性能が低下することがある.

→○



↑ そうですよね。軽量天井に振動が伝わったら

  遮音性能は低下しますよね

 




24071


施工性に優れるボード直張り工法

(コンクリートにせっこうボードを接着剤で点付けする方法)は,
せっこうボードを張り付けることによって

壁体全体の面密度が高くなるにもかかわらず,
一般に,遮音等級Dによる評価は低下する.


→○



(解説)


ボード直張り工法(通称:GL工法)は,

壁体全体の面密度は高くなるが,
コンクリート壁とボードの間の空間部分に入射した音が,
太鼓のように共鳴(共振)して増幅されるため,

一般に,遮音等級Dによる評価は低下する.



↑ 単位面積あたりの容量が増えると遮音性能は

  向上するのかと思いきや

  ボードが共振するので遮音性能は低下する。



振動すると 音が伝わり 遮音性能は低下する。



これは、感覚で理解出来ますよね。





でも こういう「吸音」の問題は。



コード11061


背後空気層をもつ板振動型吸音機構において,
空気層を厚くした場合,吸音効果を期待できる周波数域は,
より低音域に移行する.


→○



(解説)

。。。一般に,80~200Hzの低音域に対し,

空気層がバネの役目を果たし,
板が共振することによって吸音するが,
背後空気層が厚いほど,

吸音効果を期待できる周波数はより低音域に移行する。。。





解説には 振動することによって吸音する、とあります

吸音のためには 振動したほうがいいんですね(?_?)





ややこしくなりそうなので 少し調べてみると。

いいリンク先を見つけました

http://www.iri-tokyo.jp/joho/kohoshi/tiri/gijutsu/documents/tn20060805.pdf




この資料によると




板は 音を反射するので遮音材ですが

設置の仕方によっては吸音材料として働きます




解りやすい(≧▽≦)!



そうなんですね。「遮音」か「吸音」かで

材料を使い分けているんですね(^人^)






音というものは


音源の振動が空気に伝わって

音の進行方向に 空気の密度が密な部分(小さい音)

と疎な部分(大きな音)が交互に現れて



それが波になって伝わっていくもの。



密度が「密」の部分(=振動が小さい=音が小さい)では

空気の粒子はあまり動かず



密度が「疎」の部分(=振動が大きい=音が大きい)では 

空気の粒子が大きく振動します



音が吸収されるということは

音のエネルギーが熱に変わることを意味します。。。




○ 多孔質型吸音材料

 (ウレタンフォーム・グラスウール・ロックウール板等)


 通気性のある 

 連続気泡や細かい繊維状の構造を持つので

 

 空気粒子がこの中で振動すると 

 摩擦により音が熱に変わるため吸音される


やじるし 全ての周波数に対して有効




○ 板振動型吸音材(合板・ファイバーボード・石膏ボード等)


 

 薄い板材などを剛壁から浮かせた状態で設置すると

 音によって板が共振して板振動を起こす


 振動によって 板の変形は熱に変わるので

 結果として 音が熱に変わって吸音される


 板材と背後の空気層を組み合わせて

 吸音構造にする


やじるし 音楽ホールの残響調整等に使用される





○ 共鳴型吸音材料(孔あき石膏ボード・孔あきスレートボード等)




 孔あき板と剛壁で共鳴体を構成したもの。

 

 音によって 孔と下の空洞が共鳴すると

 狭い孔の周囲で空気が激しく振動するため

 その摩擦で 音が熱に変わって吸音される


 孔あき板と背後の空気層で吸音する

 

 やじるし背後の空気層により低音の吸音も可能


 やじるし低中音域の音を吸収する





。。。。なるほど、ですねー(´∀`)


問題に出た時に

これらの現象をイメージ出来るようにすれば

いいのですね



振動が大きいほど 音量が大きい

振動が早いほど 音程が高い




重い物体ほど 低い音に共鳴する

軽い物体ほど 高い音に共鳴する



孔あき材の孔の部分で高音域が吸収されるのは

こういうことなのかな。。。



これで 問題解く際に迷わないかも(^ε^)♪