お伊勢さんの旅で気になったもの
【猿田彦神社の古殿地の方位石】
御本殿の手前にある八角形の方位石には、古殿地と刻まれています。
かつてはここに本殿があったとのこと。
猿田彦神社で最もパワーが集中するポインだそうな。
家でゆっくりと見ると、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥び十二支の間に、艮(うしとら)、巽(たつみ)、坤(ひつじさる)、乾(いぬい)があります。
12+4=16字です。
16+10(十干)=26で、24にはならない。
ということは、十干(甲、乙、丙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)のうちの2字が多すぎるということかしら。
戊と己がないことに気がつきました。
私にはよく理解できませんが、これは、万物は木火土金水の 5種類の元素からなるという五行思想に関わることのようです。
どこか別のところでこの24文字を見たら、私はきっと猿田彦神社を思い出すことでしょう。
わたしにはその程度の理解力しかありません…。
【伊勢の注連縄】
二見浦を歩いていて気がつきました。
注連縄に魔除けの「蘇民将来子孫家門」 の札を下がっています 。
伊勢の外宮や内宮辺りの注連縄も同様でした。
伊勢の文化ですねぇ。
ちなみに、私にとって、「蘇民将来」といえば、京都八坂神社の粽(ちまき)に付いている護符です。
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http://www.yasaka-jinja.or.jp/event/gion.htmlより引用
蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)
八坂神社御祭神、スサノヲノミコト(素戔嗚尊)が南海に旅をされた時、一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを、蘇民将来は粟で作った食事で厚くもてなしました。蘇民将来の真心を喜ばれたスサノヲノミコトは、疫病流行の際「蘇民将来子孫也」と記した護符を持つ者は、疫病より免れしめると約束されました。
その故事にちなみ、祇園祭では、「蘇民将来子孫也」の護符を身につけて祭りに奉仕します。
また7月31日には、蘇民将来をお祀りする、八坂神社境内「疫神社」において「夏越祭」が行われ、「茅之輪守」(「蘇民将来子孫也」護符)と「粟餅」を社前で授与いたします。
このお祭をもって一ヶ月間の祇園祭も幕を閉じます。
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