ALSをASO薬で治すーALS国際シンポー | やまいものsay it with flowers

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嚥下困難、上肢、肩の筋力低下があります。2015年3月6日にALSと診断されました。脚の調子はいいので、てくてくお散歩をつづけています、いまは小康状態かな。
いままでのALSブログのまとめは、右欄で。。

 

 

ALS(筋萎縮性側索硬化症)について

 

 

ALS / MND国際シンポジウムが開催中ですが(2020年12月9-11日→こちら)。すばらしい学会になっていますね。うずまき

 

 

 

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2日目の注目講演はASO薬です。(ASO:アンチセンスオリゴヌクレオチド薬)
 

 

多くの難病がASO薬で治療可能になっていますが、運動ニューロン病もそのひとつで、SMAの治療が可能ですね。

 

 
 
今回はALSの治療に ついてAdriano Chio 教授(アドリアーノ教授)(イタリア)が講演してくれました。
 
 
 

 

 

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すでに、ご存じだと思いますが、現在3種類のASO薬が開発中ですね。

 

 
 
 
 
 
1 トフェルセンはもうすぐ結果がでますね。
 
 
2021年の後半には結果がでます。SOD1型に有効で、第2相ですばらしい効果がみられました!
 
 

 

 

 

2 BIIB078の治験もはじまりましたね。

 

 

 

まだ初期治験ですが、良好な成績が期待されます。ハーディマン教授はゲームチェンジャー(世界を一変させる治療)と呼んでいました!C9orf72遺伝子型に有効です。

 

 

 

 

 

 

 

3 大部分のALSを対象にしたASO薬も治験開始ですね。

 

 

このお薬。ぜひ、切り札となってほしいと思います。!

 

 

 

 

 

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さて今回の講演では、今後のASO薬の展開について、いくつかのお話しがありました。
 
 
アドリアーノ 教授のお話です。
 
 
 
 
 
1  ASO薬は広く使われる可能性がある。
 
 
 トフェルセンなどはごぞんじのようにSOD1型遺伝子変異のあるかたが対象ですが、実際にSOD1蛋白の蓄積があるALSのかたは多くいるので、使用が拡大されて、また改良され、もっと多くのかたが対象になるだろう。。
 
 
 
 
2  ALS発症前の治療として使われる可能性がある。
 
 
発症前治療が理想的ですね。運動ニューロンが多く保持されているので、効果は高いでしょう。治験が予定されているとのことでした。
 
 
 
 
3 投与方法も改良されるだろう。
 
 
投与方法も今は髄腔内投与ですが、製剤の工夫などで簡便な方法での投与が検討されているようです。
 
 
 
すばらしいことですね。期待したいと思います!
 
 
 

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さいごにいつものメッセージです。

 

 

 

ALSの治療薬は必ず開発されます!

 

ALSは原因不明でも治療法なしでもありません!

 

ともに粘っていきましょう。とことん!

 

 

 
ここまでご覧いただきありがとうございした。お願い