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心臓手術体験記〜成人先天性心疾患〜

2014年2月に先天性心疾患が発覚。
不完全型心内膜床欠損症(AVSD)根治術および僧帽弁形成術の胸骨正中切開による心臓手術体験記です。

今回の検査項目は順に、

・心電図
・胸部レントゲン
・心臓超音波

でまわった。

最後の心臓超音波検査で、「何か変わったことはありませんか?」に対して「たまに動悸がありますね」の問答から始まり、ゼリーの付いた器具でぐりぐりやられ、そろそろ終わると思った頃に、「一箇所だけ肺で隠れている所があるので少し待っていて下さい」と言われ担当の人が部屋を出て行った。

「若手の人だったのかなー」と思いながら結構長い時間待っていると、暫くしてベテランの方を連れてきた。

交代して検査していると、さらにもう1人連れてきた。何だか物々しい雰囲気になり、「ここだね…逆流が強く…あーASDね…縫ったところ?…3Dで見て…自覚症状は?…本人は苦しさはないって…」など3人で話しているのを心臓がバクバクしながら聞いていた。

9時台の診察の順番を早く済ませるために、7時過ぎに病院に着いたのだが、この時点で既に10時を回っていた。

「先生には電話で伝えておきましたので詳しい話は診察で聞いて下さい」と言われ部屋を出た。

近いうちにまた再手術になるのかもしれない…との不安の中、次は高梨医師か天野医師に切ってもらおうと思いウェブで手術実績を調べていた。


診察の受付に行くと、いつものようにすごい人の数で溢れていた。

名前を呼ばれ診察室に入ると、先生が検査の画像を次々と見ながら少し困った様子に見えた。

「エコーの報告書はまだなんですが…心臓も少し大きくなってますね、でも特に問題はないですね、動きも問題ないです…(後略)」

色々質問し、内容をまとめると、

【状況】
・逆流レベル1→2になっている
・心臓が少し肥大化
・動きは問題ない
・血圧も問題ない

【対策】
・ランニングはNG
・ジョギングはOK
・お酒は呑み過ぎず少しだけならOK
・仕事で無理をしない
・睡眠時間を削らない
・心臓の動きを弱める薬を飲んで様子見

【その他】
・弁置換は薬を飲み続けないといけないためメリットはない
・レベル3でも半年や1年単位で経過観察しているケースもある

【次回】
・診察は2カ月後


最近酒も飲んでたし仕事も激務で終電が続いていたせいもあるんだろうな…参ったなぁ。

老人になる頃にはどこかのタイミングで恐らく再手術があるのだろう。嫌だけど別に怖くない。弁置換でなく弁形成で一発全治して欲しいな。