【コンフォートゾーンの入れ替え作業】
コンフォートゾーンとは、文字通り『居心地の良い場所』という意味です。
場所と言っても物理的な場所だけでは無く、
「この人といると心地良いなぁ!!」
「今日は天気が良くて暖かくて気持ちいー!!」
「ラベンダーのアロマを焚かないと眠れない!」
「あの人あんな根暗なのにテニスをしてる時はイキイキしてるよねー」
「スタバで読書をするの最高!!」
「お布団気持ちいいーーー!!」
といった様に心地良い場所とは人であったり、温度であったり、香りであったり、行為であったり様々です。
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トレーナーとして身体的な観点からコンフォートゾーンについて話をしてみたいと思います。
繰り返しになりますが、コンフォートゾーンとは居心地が良いと感じる状態、快適と感じる状態を指します。
本来ならどこにも痛みや体調不良もなく、心身共に元気なことが人として心地良い状態であり身体的意味でのコンフォートゾーンがあるはずです。
腰が痛くて、目眩が毎日して、頭がはち切れんばかりに痛くて、癌があってといった状態が心地良いと感じる人はなかなかいないと思います。
しかし、長年頭痛や腰痛、肩痛などでどこへ行っても解決しないという方の多くが『痛みのある状態を心地良い』あるいは『全く痛みの無い身体の状態でいるのが張り合いが無くて怖い』などと無意識下で感じてしまっている人がいます。
その背景には、仕事でパフォーマンスが出せなかった時に体調を言い訳に出来たり、スポーツの大会で結果が出なかった時に怪我を言い訳に出来たりと様々なその良好な状態が故に起きる新規の出来事があります。
何度も経験している事の方が対応の仕方や予測が付くのでそこに安心感を感じてしまっている状態です。
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痛みが完全に取れて、仕事でバリバリ成果を出していることや、身体の状態が万全でどんどんスポーツの大会で優勝を重ねていく事よりも『そこそこの自分』で変わらぬ自分の状態でいられる事に安心感を感じてしまっている人はたくさんいます。
太っている方も同じです。理想的な体型で居続ける努力をするよりも好きな物を食べて、ダラダラYouTube見てのんびり出来た方が心地良いからいつまで経っても痩せません。
今の自分は、体型において、競技において、コンフォートゾーンがどこにあるのかを真剣に向き合う必要があります。(私生活や仕事、人生そのものも同様ですが)
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私がもし仮に神の手を持つ治療家だったとしても、その方のコンフォートゾーンが変わらなければいずれまた同じ様な症状や痛む場所が変わるだけでそれは続いていくでしょう。
私は20歳過ぎくらいまでは、治療家や整体師を志していましたが、JHCAの岩間徹氏に出逢い志す場所がコンディショニングトレーナーへと変わりました。
施術だけではどんなに素晴らしい治療家でもその人が解決したい問題の根本を変えることは出来ないからです。
時間をかけて身体の使い方なとを学習していく事で、身体的コンフォートゾーンを変え身体的成長を促す事が出来ると感じました。
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神の手を持つ治療家でも出来ない事がトレーナーだと出来ると私は感じています。
キツいトレーニングを行う事が心地良いというコンフォートゾーンに変われば身体は自ずと成長、進化していきます。
逆にトレーニングから逃げ、ラクなマッサージや治療院通いしかせず本当に必要なトレーニングから逃げ続けていては一向に前進は見られません。
アリ地獄にいるのに、アリ地獄から出た後どうなってるか景色を見た事が無いもんだから登り切らないで、少し登っては落ちるを繰り返す。
そしてそのアリ地獄という場所に心地良さを無意識的に感じてしまっていたりします。
そんな方をたくさん見てきました。(自分含め)
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コンフォートゾーンの考え方は勉強というよりも、一流のアスリートの方々と触れ合った経験から体感を得ました。(逆もしかりです)
一流のアスリートは心地良い場所が一般人と違います。
キツい=心地良い
結果を出す=最高に心地良い
といったコンフォートゾーンが完全に作られています。
そしてその場に居た私もその選手のコンフォートゾーンにお邪魔させて頂き、人生で感じた事が無い心地良さがあったのです。
同じ様に当ジムやトレーニングが皆様にとって
『心地良い』
場所になる様に研鑽していきたいと思っております。
並木コンディショニングセンター
代表 仙籠 智栄