今回はテレビアニメ第546話「霧にむせぶ魔女(後編)」です。この回の作画監督は、須藤昌朋山中純子牟田清司というかなり豪華なキャスティングです。3人とも、コナンではキャラクターデザインの担当歴がある実力派で、細部まで丁寧に作画されています。そして、いずれも非常に作画の指向が近いのです。そのため、判別は難しいです。

 

 

   

これは前半パートからのカットです。判別が難しいのですが目の感じから山中純子のものではないかと思われます。山中純子は須藤昌朋よりも角ばった画風ですが(氏が作画監督を担当した劇場版、特に5~8作目の作画をご覧頂くとお判り頂けるかと)、須藤昌朋と共同でキャラクターデザインを担当するようになってからは、須藤昌朋に近い丸みのある柔らかな画風になりました。そのため判別が難しいのですが、須藤昌朋よりも目に対する瞳のサイズが小さいことや、瞳のハイライトの入れ方などに微妙な差異が見られます。

 

 

 

これは後半パートに入ってすぐのカットからです。これまた難しいのですが…、雰囲気的に恐らく牟田清司のものではないかと思われます。牟田清司はかなり安定した作画で、その点に関しては須藤昌朋以上かも知れません。特徴としては、顔に対する目の割合が大きいことでしょうか。とにかく目が大きく描かれる印象です。また瞳のハイライトの入れ方が特徴的です。そしてパーツやその配置がかなり整っています。それから何とも言えないのですが、他の2人には無い、少し堅いといいますか、独特な癖のようなものがあります。そのため氏の作画は比較的判別が容易です。

 

 

最期は後半パート中~後半のカットからです。これは須藤昌朋のもので間違いないと思います。この時期の氏の作画は牟田清司のものとよく似ている印象ですが、牟田清司よりももう少し曲線的で柔らかい画風です。個人的に須藤昌朋はこの時期の作画が一番好みですかね…。                       

 

如何でしたでしょうか?こうして比べてみると、冒頭でも述べたように、須藤昌朋、山中純子、牟田清司の3氏は非常に作画の指向が近しいことがお分かり頂けたと思います。皆様はどの作画がお好みでしたでしょうか。それでは、最後まで御覧頂きましてありがとうございました‼