年々オタクが増えてる感のある東京ディズニーリゾートですが、
実際どれくらいの数いるものなのか。
公式のデータから、推理してみました。タッタカタ!
〜中略〜
2018年の数字を使います。
まず、ゲストの年代割合から、それぞれのパスポートの平均値を出してみます。
1デーパスポート
おとな 7,400 × 50.7%
中人 6,400×12.9%
小人 4,800×15.2%
シニア 6,700×21.2%
(年代別では40歳以上の数字になりますが、ファンダフル 、キャンパスデー等の割引パス分も含めてこんなもんかなと。)
平均 6,727円
同様に、
2デーパスポート(1日あたり) 6,147円
3デーパスポート 5,515円
4デーパスポート 5,199円
地域別来園者比率より、関東圏から来園の60%は日帰りで1デーパスポート、
他の地域からの40%は宿泊するとして、うち30%を2デー、5%ずつを3デー、4デーとして平均すると、
1日あたり 6,416円となります。
次に、年間パスポートも同じように平均値を出します。
(年パスは割引がないので、年齢上限を70歳として、65歳以上となる5/30をシニアとしました。)
2パーク年間パスポート
おとな 89,000×(50.7%+17.7%)
中人 89,000×12.9%
小人 56,000×15.2%
シニア 75,000×3.5%
平均 83,494円
1パーク年間パスポート
おとな 61,000×(50.7%+17.7%)
中人 61,000×12.9%
小人 39,000×15.2%
シニア 51,000×3.5%
平均 57,306円
年パス所持者のうち、共通年パスを8割、1パークと単パス2枚持ちをそれぞれ1割とすると、
年パス所持者の平均単価は 83,987円
年パス平均÷その他パスポート平均=13.1 となりますので、
年間およそ13回の来園でトントンになる計算です。
「一人当たりのチケット収入 5,352円」になるために、
年パス所持者の平均来園回数ごとに、全入園者数のうち年パス所持者の述べ入園数がどれくらいを占めるのか、
またその場合の年パス所持者の数をつるかめ算の要領で出してみます。
来園回数平均 1回あたり料金 全入園者数に占める割合 所有者数
13回 6,460円
25回 3,360円 34.8% 453,441人
50回 1,680円 22.5% 146,316人
100回 840円 19.1% 62,141人
200回 420円 17.7% 28.894人
300回 280円 17.3% 18.824人
500回 168円 17.0% 11.092人
730回 115円 16.9% 7.533人
私の感覚では、年パス所有者の年間入園回数はだいたい年20~50回あたりかと思いますので、
全入園者数に占める年パス所有者の延べ入園数はおおよそ20~30%前後、年パス所有者数は15万~30万人前後と推測します。
2パーク年パスでパークをハシゴした場合はそれぞれ1回カウントになるので、
体感はもうちょっと少なくなって、全体の1~2割くらいでしょうかね。なんとなく。
また、年間来園者数32,558千人のうち2割が年間パスポートとすると、
その他パスポート8割での来園者数はマルチデーを上記割合で割りもどして、頭数は約20,300(千)人。
日本人の6人にひとりは来てるのか。すごいな。
ゲストひとりあたりの収入平均はチケット代こみで11,815円。
年パス組は、来園回数×1万円でやっと平均単価クリアなかんじ。
2パークインしたら一日2万円は、わりとハードル高いなぁ。
チケット代を別にすると、年50回として、年間トータルで飲食117,050円、商品206,100円。
これはまぁそんなもんかな、という気もします。
飲食はもうちょっといってそうな気がするけど、ホテルレストランは入れないとこれくらいかな?
また、2012年の数字をもとに同じ計算方法で計算してみた結果、
パーセンテージの推移はほぼ同様で、パスポート値上げ分がほぼそのまま一人あたり収入に加算されている数字になりました。
とりあえずここ5年はあまり年パス所持者の割合はかわってないのかもしれないですね。
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…と、うまくまとまったかと思ったところで。
こちらは2019年3月期の決算資料です。
こちらに、トータルの売上高とテーマパーク関連情報として一人当たりの売上高が併記されているのですが、
売上高/入園者数=13,658円
アトラクション・ショー収入/入園者数=6,195円
商品販売収入/入園者数=4,683円
飲食販売収入/入園者数=2,345円
となり、「ゲスト一人当たり」と計算があいませんが、
飲食販売収入のみ、ほぼ同じ数字になっています。
「チケット収入」と「アトラクション・ショー収入」との表記が違うので、
何か別の収入が加算されているのか(バケパのFP代とか?)、チケットのカウント方法が違うのか。
また商品販売でひとり500円の差はどこから出てるのか。
飲食が変わらないということは、基本の計算は同じということ??
謎は深まるばかりでございましたね。
とっぺんぱらりのぷう。