麻薬施用者の麻薬の不正交付と麻薬取締法第41条の診療簿記載業務 最高裁判所第1小法廷判決 | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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麻薬施用者の麻薬の不正交付と麻薬取締法第41条の診療簿記載業務

 

最高裁判所第1小法廷判決/昭和35年(あ)第2225号

昭和36年5月4日

麻薬取締法違反被告事件

【判示事項】    1、麻薬施用者の麻薬の不正交付と麻薬取締法第41条の診療簿記載業務

2、同法第41条、第71条の合憲性

【判決要旨】    1、麻薬取締法第41条の診療簿記載義務は、麻薬施用者が同法第27条第3項に違反して不正に麻薬を交付した場合でも、これを免れ得ない。

2、同法第41条第71条の規定は憲法第38条第1項に違反しない。

【参照条文】    麻薬取締法27-3

          麻薬取締法41

          麻薬取締法71

          憲法38-1

【掲載誌】     最高裁判所刑事判例集15巻5号763頁