「紳士録」商法に、組織犯罪処罰法が適用された事例 | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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東京高等裁判所/平成13年(う)第931号

平成14年1月16日

被告人A、B、D、E、Gにつき詐欺、恐喝、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反被告事件、被告人Cにつき詐欺、恐喝、大麻取締法違反、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反被告事件、被告人Fにつき組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反被告事件

【判示事項】    架空名義の団体を仮装して、「紳士録」に氏名等の記事が掲載されている者から掲載料、記事抹消料名下に金員を詐欺又は恐喝していた被告人らに対し、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反の成立を認めた事例

【参照条文】    組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律2

          組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律3-1

【掲載誌】     高等裁判所刑事判例集55巻1号1頁

          高等裁判所刑事裁判速報集平成14年39頁

          東京高等裁判所判決時報刑事53巻1~12号4頁