渡辺晋『実務家が陥りやすい 借地借家の落とし穴』新日本法規2020年 | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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役に立つ裁判例の紹介、法律の本の書評です。弁護士経験32年。第二東京弁護士会所属21770

価格4,180 (税込)

 

概要

著者は弁護士。

思わぬ「落とし穴」によるミスやトラブルを回避するために!

◆実務家が誤認しがちな土地・建物の賃貸借をめぐる法律問題を、「誤認例」を示して解説しています。

◆正しい取扱いの根拠となる法令、判例等を丁寧に明示しています。

◆民法(債権法、相続法)改正を踏まえた最新の内容です。

 

目次

第1章 法の適用

第2章 地代・家賃

第3章 当事者の権利義務

第4章 更新・更新拒絶

第5章 契約の解除

第6章 契約の終了

第7章 賃貸人の地位の変動

第8章 賃借権の譲渡・転貸(サブリース関連を含む)

第9章 定期借地・定期借家

 

【感想】

著者は、設問について、一定の結論を出している。

しかし、著者も参考判例として掲げているとおり、肯定・否定の結論が考えられる。なお、参考判例も網羅されているわけではない。

最高裁判例は押さえておかなければならないが、著者の主張が常に正しいとは限らない。

むしろ、類似の事案で、肯定・否定をわけた要素が何かというルールを見極めることが、最も重要である。

著者は、必ずしも、このルール造りに成功していないのだが。

 

新日本法規の本は、いつもだが、裁判例の索引がなく、不便である。