深澤 諭史『まんが 弁護士が教えるウソを見抜く方法』宝島社2020年 | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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役に立つ裁判例の紹介、法律の本の書評です。弁護士経験32年。第二東京弁護士会所属21770

内容紹介

昨年夏、「弁護士から見た嘘をついている言動の特徴」というツイートが話題になりました。

 発信したのは弁護士の深澤諭史氏。数多くの相手方・依頼者の「ウソ」と対峙してきた深澤弁護士が、このツイートをもとにウソを見抜くテクニックを一冊にまとめました。

 

 質問と答えが一致しない、やたらと「証拠」にこだわる、「権威」を利用しがち……など、人がウソをつくときの言動の傾向を探りながら、「ウソ」を見破る方法をマンガを交えながらレクチャーします。

 

そもそもウソとは何なのか? なぜ人はウソをつくのか? 「もめごと」のもととなる

「ウソ」の本質に迫りながら、ウソの見抜き方を学べる画期的実用書です。

 

 不倫・浮気、投資話、遺産相続、借金、交通事故、フェイクニュース……

ウソを見抜くことができれば、人生は好転します。

 

 目次

1 そもそもウソとは何なのか

1 依頼者はウソをつく

 ・なぜ弁護士がウソを見抜くプロなのか

 ・この世はウソであふれている

 ・ウソとは「記憶と違うこと」を言うこと

 100%真実を言う人間も100%ウソを言う人間も存在しない

 ・「真実は神のみぞ知る」ではなく「真実」はウソつき本人が知っている

2 人はなぜウソをつくのか

2 不倫をレイプと偽った主婦

・人がウソをつくときの心理

・ウソをつく動機は「得をしたい」「不利益を避けたい」から

 ・ウソが蔓延するのは簡単にウソが通じてしまうから

 ・ウソをつくのは簡単だが、ウソを見破るのは難しい

 ・大きなウソであればあるほど人はだまされる

3 ウソつきの特徴、教えます

3 旧友はマルチ商法の勧誘員!

・詐欺師は「権威」を利用する

 ・やたら「証拠」のことを気にするのはウソつきの特徴

・ウソつきは質問と答えが一致しない

 ・情況証拠だけでも事実認定はできる

 ・ネット上にあふれるウソのパターン「俺の知り合い」型

・真実の証明に「善」か「悪」かは関係ない

4 プロが使うウソを見破るテクニック

4 猫神家の一族

・ウソは本題と違うところで発覚しがちである

 ・ウソは物事の細部に宿る

 ・ウソつきに「ウソですよね」と言って認めるはずがない

 ・自由に気持ちよくしゃべらせれば、ウソつきは本心をあらわにする

 ・周囲の誰もが認める説得力のあるストーリーを作る

5 面白い話にはウソがあるネット情報にだまされないために

5 フェイクニュースは世界を巡る

 

【感想】

「まんが」とあるが、マンガの部分は各章の冒頭の10ページ程度で、あとは活字である。

 

嘘を見抜くのに大事なことは、疑問に感じた点を細かく質問することである。そうすれば、たいてい、つじつまが合わなくなってしまう。

 

借金を申し込まれた立場の人の話は参考になる。お金の使い道・返済計画を根掘り葉掘り聞いて構わないのである。カンニング竹山も、体験に基づいて、テレビで同じことを言っていた。お金を貸す方は、返済計画まで納得していないと、貸してはいけない。

本書では取り上げられていないが、連帯保証人になってくれという話も同様であろう。